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どう分ければ、捨てられる?(エニアグラム別考察・タイプ3編-4)

片づけを成功させるための最大のポイントは、「いかにモノを減らすか」。

でも、いざ捨てようとすると、どれもこれも必要に思えて、判断できない。

そうお悩みの方に向けて、エニアグラムの「9つの性格タイプ」別に「こう分ければ、捨てられるかも?」という考察をしていきたいと思います。

少しでも判断基準を作るためのヒントになれば幸いです。

今回も、前回↓の続きです。

こう分ければ、捨てられるかも?(タイプ3への3つの「分け方」提案)

1、過去のものかどうか
2、今この瞬間、自分を癒して(ときめかせて)くれるものかどうか
3、それと繋がっている人は、自分を安心させてくれる人かどうか

3、それと繋がっている人は、自分を安心させてくれる人かどうか

「達成する」ということに重きを置いているタイプ3の方は、実際に現実世界に於いて、さまざまなことを達成し、獲得するでしょう。

その姿は眩しく、輝いていて、多くの人から賞賛を得るかもしれません。

あなたもタイプ3の要素が強ければ、何かを達成することによって、「恍惚感」を感じたことが何度もあると思います。

恍惚感は、人が感じ得る最も強烈な感情の一つ。

とても刺激的な快感ですが、長続きしません。

それは、この強烈な感覚が長続きしてしまうと、人体に悪影響が出るからかもしれません。

ところが、この感覚はあまりにも快感なので、中毒性があります。

しかも、前回よりもより強い刺激を求めるので、どんどん規模の大きなことに挑戦し、猪突猛進して行くことになります。


もちろん、そういう生き方のまま、走り切り、成功し続ける人もいますし、その生き方を否定するつもりは全くありません。

彼らが走り去った後には素晴らしい革新があり、その恩恵に預からせてもらっていますから、本当にありがたいです。

でももし、この生き方のままでいいのだろうか、と疑問が湧き、違う生き方もあるかもしれないと思った時は、新たな視点を得る大チャンスです。

研ぎ澄まされた「刀」のようなタイプ3の人生が、ふわっとやわらかく、ふくらみを持つ「綿」のような人生にもなり得ます。

そんな人生も味わってみたい、と思うなら、ぜひ今持っているモノと向き合い、「それと繋がっている人は、自分を安心させてくれる人かどうか」という基準で分けてみましょう。


安心させてくれない(憎しみ、恨みなどマイナス感情がわく)

一つ一つ手に取り、そのモノと繋がっている人を想起すれば、感情が動く人が出てくると思います。

憎しみや恨みなど、マイナスの感情がわき起こってくる人が思い出される場合もきっとあるでしょう。

その時は、その曰く付きのモノを、憎々しい恨みをこめて捨てる前に、自分の「考え」にフォーカスします。

例えば、「Aは、私を騙した」のではなく、「私は、Aから騙されたと思った」と、主語を置き換えてみるだけです。

すると、みるみるその過去の嫌な記憶が、「本当の事実」ではなく、「書き換え可能な考え」であることに気づけます。

人に対する恨みや憎しみは、モノを捨てても無くなりません。

でも、これと一緒に捨てるのは、「自分の考え」なのだ、と意識して捨てれば、恨み・憎しみは、まるでヘリウム風船の紐を手放すように空に消えていきます。


安心させてくれる(感謝、愛おしさなどプラス感情がわく)

一方、そのモノと繋がっている人を想起した時、感謝や愛おしさなど、プラス感情がわくこともあるでしょう。

それらは、モノとして手元に残すのも良いのですが、ぜひその感覚をきっかけに、連絡をとってみると良いと思います。

自分を援助してくれた人、陰で支えてくれた家族、指針を示してくれたメンターなど、そういう人たちとの「縁(ネットワーク)」こそ、タイプ3にとってはものすごく重要な存在です。

一言だけでもメッセージを送ることは、その縁に「愛情」というエネルギーを通すことになります。

では、どのような友が、真の友と呼ぶべき真の友で、どのような友が避けるべき友なのでしょうか。その見極め方は、シンプルです。その友の「言葉ではなく、行為を見る」のです。その友の「言葉ではなく、成したこと」を見るのです。

大愚 元勝/PRESIDENT Online

本当の友は、景気のいい時に周りに群がって褒めてくれる人たちではなく、弱音を吐いている時に寄り添い、見返りを期待せず親身に協力してくれる人。

モノと向き合うことで、きっと、そういう真の友の存在に気づけると思います。

誰も思い当たらなくとも、連絡をとった人の中には、逆に自分よりも落ち込んでいる人もいるかもしれません。

その人の友になることは、きっとできると思います。


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