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ゼツ メツ キグ シュ

わたしは自分にあっていると思って、事務職からライターになった。たまたまこだわりを持てるのが「文章」だったからだ。文章によって人の印象は左右される(と思っている)。だから、なるべく言いたいことを文章で説明できる人間になりたいと思い、昔から少しずつ文章をしたためていた。

いま、仕事にたくさん取り組んでいる。年に数回の繁忙期だ。毎日いろんな原稿を書いても、お給料はこれっぽっち…と、悲しくなるときもある。自分のいまの実力じゃ、割にあわない仕事なのかもしれない。

わたしは、自分の活動をキラキラと見せられる、クリエイターの方々のような強い意識や志向がないので、この仕事に感動や喜びや成長を見出すことがあまりない。いつもただ一人で黙々と、文章を書くだけ。(それは案外嫌いじゃない)

でも、あまり考えなくてもスムーズに文章が出てきたり、毛糸玉のように絡まって複雑だった情報をキレイに文章化できたり、提案された文章・キャッチコピーに「ナルホド」「それ、良いじゃん!」などと思ったときは、少しだけ嬉しくなる。みんなに話したい!と思うくらい、面白い案件を任されることも、ときどきある。

こう忙しいと、頭が疲れて、この仕事を続ける意味とか、「この仕事って何なんだろう?」と改めて考えたりする。ライティング業務はいずれ自動化されて、ライターは必要なくなる、と話す人もいる。わたしの仕事はなくなるのかもしれない。

公私ともに忙しくて、正直noteにまで新しい文章を書く元気がなかった。でも、何となく今はこんな気持ち、というのを、少しだけ書くことにした。納得感のある着地点はないけれど、絶滅危惧種みたいな仕事をしているのは、案外楽しいのかもしれない。

短いけれど、今回のnoteはこれで終わり。


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