小さかった私へ 幼少期編

2017年6月下旬...
私は、自分の幼少期の記憶をふりかえる作業を始めた。


所々、記憶が抜け落ちてて

忘れてしまったこともあるかもしれない。

いちばん小さい頃の浮かんだ記憶がある。

場所はおそらく、当時伯父が経営していた飲食店。

そこに一晩預けられることになり、母と弟が帰ってくるのを待つことになった。子どもは私だけ。周りは大人だらけだったはず…

近くには、おじさんやおばさんも居た。

だけど、誰かと一緒に居て寂しくはないのに、1人で居る時と変わらない感覚だった。

何故、預けられることになったかというと、母は弟を連れて病院に行くことになったからだ。

母は、私にそう話してくれたはずなんだけど、私はお母さんと弟がものすごく遠いところに行ってしまったんだと、捉えていたんだと思う。

近くの病院に行ってたんだろうけど、当時2、3歳?だった私は、よく理解していなかったのだろう。

私は、1人で窓から夜空を見上げていた。

その日は、よく晴れていたためか、月や星を見ることができた。

すると、夜空に飛行機が横切っていくのが見えて

「あ、お母さん達もうすぐ帰ってくるよ!」と、おばさんに言ったような気がする。

なんでそう解釈して言ったのかわからないが、ものすごく遠くに2人は行ってしまったから、帰りは飛行機で帰ってくるんだと、思い込んでいたのかもしれない。

小さい私に、今の私が話しかけてみた。


今の私「1人でお留守番してるの?こんなに小さいのにえらいね~」

小さい私「うーん...あまりうれしくない。ほんとはさびしいし、つまらないよ。おかあさんといっしょじゃないから」

今の私「そうか~...本当はさびしくてつまらないんだね。お母さんと一緒に居たかったのかな?」

小さい私「うん。いいこにしてまっててねって、おかあさんがいったの。...ちょっといやだったけど、やだっていえなかった。おかあさん、おこったり、こまるかもって」

今の私「いい子にしててねってお母さんに言われたんだね。怒られたり、困った顔されるのが嫌だと思って、本当の気持ち言えなかったんだね」

「これからは、我慢しないでいいよ。嫌だって言ったりしてもいいよ。いい子でいようとしなくてもいいんだよ」

小さい私「やだっていっていいの?おかあさん、おこっちゃうよ」

今の私「嫌なことは、嫌だって言っても大丈夫だよ。あなたは、自分の本当の気持ちを大事にしていいの。いい子でいようとか、お姉ちゃんとしてがんばろうとかって、良いことなんだけどね、、がんばりすぎちゃって、たくさん我慢すると、すっごく苦しくなってしまうんだよ」


母親の言葉や表情、しぐさをよく観察していた。

私は「1人はやだ~!!!」って

もっともっと、アピールして良かったのだ。

アピールすることよりも、

母に怒られたり、困ったような表情をされることのほうが

怖かったんだよね。

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