ふりかけが気になってしまったからふりかけの本を読んだ。

先日も書いたが、ふりかけヘリコプターが気になってしまった私は、その後もふりかけという言葉に取り憑かれ、気がつけば検索しまくっていた。

ふりかけヘリコプターがばらまくふりかけは美味しそうだが、そもそもふりかけとはなんぞや。その歴史はいかに?

みんな、ふりかけのこと、知ってるようで知ってない。

しかし、世の中にはそんなふりかけ難民のために、ふりかけについて語る本が出ている。

この本は、ふりかけの歴史に迫りながら、ふりかけと言えばの丸美屋、永谷園、三島食品にインタビューしつつ、それぞれの商品ラインナップのカタログまである「ふりかけ」の「ふりかけ」による「ふりかけ」のための本だ。

例えば元祖ふりかけは熊本の株式会社フタバが販売を続ける「御飯の友」らしい。

これが大正2年の発売で、一番古いふりかけとされている。
いまだに売ってるってのが驚き。

そして一番の驚きはロングセラーの「のりたま」はユーザーの求める味に応えるべく研究を重ねて、少しずつ味を変化させているらしい。我々がいつも変わらない美味しい味だと思っているものは、実は変化を続けている。本当に味を変えないでいると、なんだか最近美味しくないねってことになってしまうんだって。

これは非常に面白い。変わらない味という認識を得るには変わり続けなければいけない。動き続けることで保たれる安定。自転車的な安定だね、漕ぎ続けることで保たれる。

それと、ふりかけのライバルは納豆らしく、この本が出た2008年時点では納豆優勢とのこと。納豆も奥が深そうだよなぁ。次はそっち調べるか。

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