窓の外から下校中の笑い声が聞こえる
部屋の中の静寂と、その向こう側の笑い声の間にある窓が、現実との隙間に大きな隔たりとなって、見える様で見えない、聞こえる様で聞こえない今を打ち消していた
「もう夕方…。」
自分の声を聞いたのは、3日ぶりだった
4日ぶりだったかもしれない
あの窓を飛び越えて、世界と繋がる事が出来るスマートフォンを発明した人は、果たして善人だろうか?悪人だろうか?
悪人の手下が、新しい知らせがあると手を挙げている
唯一の現実
そこにしたためられた言葉1つ1つの感情が、気持ちが、それが鉛みたいに重くのしかかる
「好きな人がいるので、もう連絡しないでください」
幸せになるんだよ
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