そう

雑誌を作ったりしています。好きな一人語りは落語です。

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最近の記事

婚迷を極めるに至るまで

 この記事は前回記事の続きです。文フリで少しでも興味を持ってもらうための宣伝記事みたいな、そういう位置づけのものです。  2019年5月18日。Twitterにこんなことを書き込んだ。 「そろそろ文フリに出展したいという欲が出てきた。エッセイ集がいいな、と漠然と思ってるだけで、誰に書いてもらうとかも何もないけど。」  そこに反応してくれたのが、今回一緒に出展するメンバーの一人だった。  5月26日、共通の友人が結婚式を挙げた。2次会も終わった頃、それぞれよそ行きの格好を

    • 文学フリマに出展します

       今回初めて文学フリマ東京で同人誌を頒布します。今まで友人の手伝いでコミケに出展したことはあっても、自分でがっつり書いたものを形にして売るのは初めてです。  告知も全然してないし、「結婚」という大味なテーマだから、どれくらいの人が興味を持ってくれるかはわからない。それでも面白がって手に取ってもらえたら嬉しいです。  文学フリマ東京 11/24(日) サークル名「田舎のくまさん」ネ-23 頒布物「婚迷を極める〜結婚って何?」一部500円  この中で結婚を迷う人として「2万で

      • 生まれる前からやり直せばいい。

         高校生の頃、自分はひとりぼっちだと思い込んでいた。実際にそれを作文に書き、なぜか全校生徒に晒されたこともある(いじめとかではない)。親友の定義を真剣に考え、考えれば考えるほど自分には親友がいない、ひいては友達がいないと思い込んでいた。  高校を卒業してからは、そんなことは考えることもなくなり、友達の定義なんて深いことはどうでもよくなった。結果として気楽に”友達”と一緒に遊びに出かけることも増えたように思う。知り合いと友達の境界線が薄れていた。  でも最近、周囲で結婚に関

        • 脳みそ空っぽにしてレキシを学ぼう。

           歴史はとても苦手な科目だった。世界史はまずカタカナが覚えられない。おまけにいろんな国と地域の歴史が同時並行的に進んでいく様子が全くイメージできず、最終的にはとりあえず丸覚えするしかなかった。日本史も同様で、まだ登場人物像がイメージできるだけ世界史よりマシとはいえ、文化の細かい名前を覚えることはできず、徳川や北条といった将軍家の名前と実績も全くリンクしなかった。  歴史を覚えるときの唯一の楽しみは語呂合わせを作ることだった。歴史の背景をもとにストーリーを自分なりに考えて、

        婚迷を極めるに至るまで

          花言葉は勇気

          承認欲求、という言葉がいつからか日常会話に出てくるようになった。人から認められたい欲、の総称とされるその言葉は誰もが持ってるはずのものなのに、蔑みの言葉として使われることが多いように感じる。 「承認欲求強めだよね」 と言われるだけで、人から評価されることに必死な人、頑張ってるアピールを周囲に伝わるようにしてる人、そういうレッテルを貼られることになる。誰だって多かれ少なかれ、「なんで頑張ってるのに認められないんだ」「あの人が評価されて私が評価されないのはおかしい」という想い

          花言葉は勇気

          最強のエレガンスを理解できない、最弱のファッション性の持ち主。

           小学生の頃、自分は着せ替え人形だった。気がついたら母が服を買ってきており、勧めるがままに着ていた。ラルフローレンやら何やらと名のあるブランドの服を着させられていたようだが、当時の自分にとっては「裸を隠すもの」くらいの感覚しかなかった。  中学に入って、制服を着るようになり私服という概念が生まれた。ただし、日曜日も部活の試合があるため、1週間毎日制服生活。結局のところ、服に対する「裸を隠すもの」という概念がそのまま残ったどころか、着る機会すら減っていき、おしゃれという概念が

          最強のエレガンスを理解できない、最弱のファッション性の持ち主。