記事一覧
Apple II ▷ ジャンクボックス
▷ ジャンクボックの中身
これまでになんどかジャンクボックスという言葉を用いました.高校・大学の頃から保存してきた電子部品,機械類,おもちゃのパーツなどが主な内容です.これらは家電や屋内設備の補修・修理に役立ってくれています.いたずらに貯め込むと収拾がつかなくなるので,1年に1,2回棚卸し処分するようにしていますが,「あれを取っておけばよかった」と思ったことはないので,実際にはもっと処分できるのか
Apple II ▷ タッチディスプレイ工作記(15)
▷ 座標の読み取りについて
タッチディスプレイで検出した(x, y)座標をApple IIから取得する方法についてBASICによるプログラム例を紹介します.以下ではインタフェースカードは4番スロットに装着した場合です.最初にMC6821のポート入出力を設定する必要があります.その設定をBASICで記述すると次のようになります.
POKE -16179, 0 :REM BIT2=0 ACC
Apple II ▷ タッチディスプレイ工作記(14)
▷ ディスプレイについて
今回の工作で使用したディスプレイはセンチュリー社のLCD-8000VH2Bという製品です.現在は生産終了しており,後継機種が販売されています.
このディスプレイの主な仕様を以下にまとめます.
・画面サイズ:8インチ
・入力信号 :HDMI(HDCP対応)、VGA、コンポジットビデオ
・解像度 :1024×768pixel (固定)
仕様にもあるとおり,ディスプレイの
Apple II ▷ タッチディスプレイ工作記(13)
▷ 自作ユニバーサルカード
記事「Apple II ▷ 拡張カード基板の自作」(2022年11月12日公開)で拡張カード基板の自作について書きました.今回はそのカードを使ってタッチディスプレイのインタフェースカードを工作しました.完成したカードを写真1に示します.
ユニバーサル基板は90mm x 65mmのコンパクトなサイズですが,部品点数が少ないのでうまくまとめることができました.
基板上左端
Apple II ▷ タッチディスプレイ工作記(12)
▷ ちょっと実験|Apple II汎用インタフェース
せっかくApple II汎用インタフェースを工作したので,ちょっと実験をしてみました.といってもArduinoにセンサを繋いでみたというお話しです.
▷ 赤外線リモコン
赤外線リモコンは子どものラジコン工作で使うために購入したもので,「赤外線受信モジュール」といった商品名で販売されているものです.受光部分はPL-IRM0101です.リモコンの
Apple II ▷ タッチディスプレイ工作記(11)
▷ 汎用インタフェースカード|MC6821+74HC595+Arduino
記事(10) と記事(11)で示した回路をまとめると(たんに繋いだだけのことですが),図1のようになります.
▷ 「実験用」汎用インタフェースカードの工作
タッチディスプレイ用のインタフェースカードを工作する前に実験用の汎用インタフェースカードを工作しました.というのもこのインターフェースカードは,Arduinoを介し
Apple II ▷ タッチディスプレイ工作記(10)
▷ Arduinoと74HC595(シフトレジスタ)
タッチディスプレイの工作に関するこれまでの記事でのArduino (Metro Mini 328)の役割は,タッチパネルから出力された座標データを処理をしてデジタルポテンショメータを制御することでした.今回の記事ではデジタル値のまま汎用インタフェースに引き渡す役割を与えることを考えます.
MC6821はパラレルインタフェースです.したがってAr
Apple II ▷ タッチディスプレイ工作記(9)
▷ インタフェースカード
これまでに工作してきたタッチディスプレイはゲームI/Oに接続する方式ですが,Apple IIのグラフィックスの分解能を考えれば,簡単なお絵描きや前回のの記事でみたゲームのような画面入力などでは十分実用的であると考えられます.
いっぽうでこの方式は,<タッチパネル→Arduino(MetroMini328)→デジタルポテンショメータ→Apple II>とデータを段階的に変換
Apple II ▷ タッチディスプレイ工作記(8)
▷ TIC TAC TOE(3目並べ)
David Finnigan氏がApple IIについて書いた本に"The New Apple II User's Guide"があります.この本は2012年に発行されたApple IIの入門書で,厚さが4.6センチ近く,780ページもある大著です.Apple II の概略にはじまり,Basicプログラミングについて例を挙げながら丁寧な説明がなされています.
Apple II ▷ タッチディスプレイ工作記(7)
▷ タッチパネルの有効表示領域の決定
"The Apple II Circuit Description"(Winston D. Gayler, 1983)によれば,Apple IIのテキスト表示領域は図1のようになっています."OUTLINE OF APPLE'S 40x24 CHARACTER DISPLAY"はApple IIの文字表示領域であり,高分解能・低分解能グラフィックスの表示領域で
Apple II ▷ タッチディスプレイ工作記(6)
▷ タッチスクリーン・ドライバ|Arduino goodix touch screen driver
前回の記事でArduino(Metro Mini 328)とGoodix社のGT9271を搭載したスクリーンパネルを接続するためのドライバについて紹介しました.これをりようしてタッチスクリーンのスケッチを記述します.
まず,nik-nik-sharky/arduino-goodixより<ardui
Apple II ▷ タッチディスプレイ工作記(5)
▷ 回路の工作
今回採用したタッチパネルは10点マルチタッチですが,Apple II への接続はゲームI/Oのゲームコントローラ入力PC0〜PC3の4ラインとなるので,xy座標が2組,都合2点のマルチタッチとなります.
デジタルポテンショメータとArduino(Metro Mini 328)を組み合わせたインタフェース回路は,ジョイスティックやトラックパッドを工作した際のものをそのまま用います.図
Apple II ▷ タッチディスプレイ工作記(4)
▷ ディスプレイについて
タッチディスプレイを工作するにあたり,10インチのモバイルモニタ液晶パネルディスプレイで試作を始めることにしました.これはノートPCのサブモニタにするために購入したものです.映像信号入力はHDMIのみですが,ぼくの開発環境である Apple IIe には"Apple II VGA scaler"(a2heave.com)というVGA信号出力カードを備えており,これにVGA
Apple II ▷ タッチディスプレイ工作記(2)
▷ TouchWindow for Apple II
Apple IIのタッチディスプレイについて過去どのようなものがあったのかを調べてみたところ,EDMARK社から"TouchWindow for Apple II" という商品が販売されていました.写真1はその商品パッケージです.
TouchWindowは,9〜15インチのフラットディスプレイ前面にベルクロテープで取り付け, Apple IIの
Apple II ▷ タッチディスプレイ工作記
▷ タッチディスプレイ【予告編】
これから掲載する記事はApple II用のタッチディスプレイの工作です.どのようなものになるかを「予告編」として最初にお見せすることにします.
写真1は現在ぼくがApple IIのディスプレイとして使用している8インチLCDです.その前面に8インチの透過型タッチパネルを取り付けてタッチディスプレイとしています.
Apple IIとの接続はメインボードの拡張スロット