遠い記憶

時々涙まで私を見捨て
遠い記憶を呼んでくる
記憶の底深く沈みながら
この苦しみは私のせいじゃないと主張してる
この哀しみは私のものじゃないと拒否してる
木の葉のように浮かんだまま
流れ着いた砂地には
枯れた草木の種がまかれ
他に何もなく
引き返す道もなく

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