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あえてあえての悲劇性
これから同人をやってみようというあなたに、ゆるゆると
はじめにこれから同人活動(一般的な商業ベースではない創作を本コラムでは同人と呼称する)をやってみよう、一次創作であれ二次創作であれ自分でなにかを書(描)いて人に問うてみようというあなたに、まずは心からの祝福を。おめでとう、あなたは語り手として世界にひとすじの線を引くのだ。
そして助言と警句を。私は大昔ほどではないけれど、むかしむかしから参加して挫折してを繰り返している一介の字書きだ。今の私に落ち
平成・令和のこぎつね事変 ~俺もお前も目撃者~
「僕は昔のアングラ育ちなので、演劇は観るより目撃するものだと思ってるんです。」
(茅野イサム「ミュージカル刀剣乱舞特集」(「月刊カット」第29巻第12号 *頁以下、株式会社ロッキング・オン、2018年)87頁のインタビュー記事より一部引用)
その通り、ミュージカル刀剣乱舞は”目撃”でありつづけている。今年の一月に大千穐楽を迎えた「歌合 乱舞狂乱」もやはり”目撃”だった。ゆえにこそ、私個人の記憶
やおいとミステリと時代 ~『タナトス・ゲーム 伊集院大介の世紀末』によせて~
腐女子山荘殺人事件がおもしろい広がりを見せていて、ふと思い出した。
ずーっと心にひっかかっていた世紀末のミステリ、まだそれらが基本的には「やおい」と呼ばれていたころ。腐女子たちの渦で巻き起こった事件に果敢に挑んだ探偵がいる。
その名を、伊集院大介という。
さてそういうことで今回はちょろっと「ボーイズラブおよび女性向け同人周辺にまつわる記憶のかけら」みたいな印象で
『タナトス・ゲーム 伊
プロメアの話、あるいはクレイ・フォーサイトへのメタ目線での省察
やあ、それなりにプロメテック炎人をやっている感じのオタクです。
不幸な事故を防ぐために前提を連ねておくと、
・女性向け同人をたしなむ。カップリングはガロクレ、リオガロ、メイゲラを中心に好みに合えばなんでも読む。
・あまり物事に詳しくないし教養もない
・考察に関して脇が甘い
・芸能人に詳しくなく、かつ初見では何も調べずに見たのでエンドロールに至るまで松山ケンイチ氏と堺雅人氏のCVを取り違えていた(
ついったの世のおおさわぎ、だいたいにおいてしんどいしむずかしいので横目で見ておりますが、「語り手の理想世界」がどんな光景かはちょっと気になります。なんか想定してる理想世界があるのかしら。あるとしたらそれはどんな風景で、どんな一日なのかしら。
作り手と受け手のゴキゲン問題、あるいは「いいから寝させてくれ」と願ったかつての私へ。
(※注:あまり整合性も正当性もない乱文ですが、なんとなく言いたいことがわかってもらえれば幸い。一言でまとめると、『気楽に行こうぜ』です。)
コミック乱買ったんですけど、これは男性にとうらぶをアピールするための企画でもあるんですね。よきかな。でも天保桃色水滸伝の真後ろはちょっとヒいたんでせめて2ページミニマンガ系の間に挟んでほしかった。
でもまあ、作り手がそうしたのなら受け手はそうですかと言
テーマ:「なんでそこまで人が筆を折らぬためにこっちが気を使っているのか、あるいは『好きなんだけど無限湧きに対処はしづらいっていうか寝させろ』」(※今晩あたりちろっと整合性無視で書き散らす予定)
【これまでのあらすじ】喫茶店にて、ケーキセットを求めて入った一見の客・宮子は5組のカップルの別れ話をそれと知られず調停しなければいけなくなった。しくじれば同時多発大乱闘は避けられぬ状況下の中で、宮子はカウンター席にて従業員たちと共闘し、まず1組目を落ち着かせることに成功した。
虎徹はどこまでも透明でまっすぐな刀。いや刀身の反りとかそういうことでなく。透徹なるかぐわしき虎とかそういう、比喩的な。