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本当に大切なものはわずかなんです

何もかも失ってわかったこと

たとえば、もしも今の自分の生活の中で、冷蔵庫がなかったのなら。

想像すればするほど、生活が出来ないと思っていました。

もしも、ずっと必死に追いかけてきた夢を諦めなければいけなくなったのなら。

考えれば考えるほど、自分では想像できなくて、人生が終わってしまうのではないかと思っていました。

洗濯機やエアコンに掃除機に電子レンジ。家電だけでなくても、お布団などといった生活必需品は、どこかで絶対にないといけないと思い込んでいました。夢は人生において、前向きに豊かに生きるためには、絶対的に必要なものだと思っていました。こうしたものは必要最低限で、持ち合わせていないと僕は生きていけないものだと思っていました。

ですが、過去に僕は人生の挫折をしたときでした。その時に、精神を壊してしまったんです。人生に絶望して、自ら何もかも手放してしまったのです。

ずっと追いかけてきた夢を失ってしまったと実感した時に、全てが終わってしまったと感じたんです。希望も全て無くなってしまったように感じました。僕の人生はもうこれで終わってしまったんだと確信していました。

長い時間がかかりましたが、ようやく人生をやり直そうと心に決めたとき、僕には、何も残っていなかったんです。必要最低限の生活必需品を買うお金さえ持ち合わせていませんでした。ようやくスナックの上にある部屋を借りることが出来たのですが、部屋の中には、数枚の洋服しかなかったのです。

ここからやり直すんだと、生き込んでいたというよりは、このままでは生きてはいけないのではないかと思う不安に、今にも押し潰されそうなのでした。

ですが、想像していたよりも、何とかなるものなのです。

夢がなくても、ただただ生きることが目標であっても、毎日やっていけるものなんです。食事だって、飲食店やコンビニにバイトして、賄いや頂きもので何とかなっていました。洗濯だって、近くにあるコインランドリーで十分でした。

それから、ほんの少しずつ前に進み、気持ちも落ち着き、物も揃っていきました。はじめに想像していた最悪の結果にはならなかったのです。どうにかこうにか生きていくことが出来たのでした。

あれから、今の現状は、それなりに不自由なく暮らすことが出来ています。物は充実し豊かに生活することが出来ているのです。すっかりと、この豊かな生活が当たり前になっていました。そして、新しい夢まで持つことが出来たのでした。

ついこないだの話ですが、洗濯機の調子が悪くなったときに、気持ちが焦りました。もしも、壊れてしまったらたちまち生活が大変になるぞって危機感を感じました。それで、急いで新しいものを購入したんです。

焦った気持ちが落ち着いた時に、ふと思ったんです。

本当は分かっているはずだって。便利なものと必要なものは、決しておなじではないということ。確かに、便利なものが沢山あれば、生活はスムーズになって、余裕が生まれるものです。だけど、決してそれが必要なものではないということ。豊かであることに縛られて、結局は豊かでないといけないという考えに縛られれてしまうのです。本当に必要なものはわずかだということ。あの時に、僕はそう感じたんじゃないかって。

豊かに暮らしの中で、色んなものが必要でなくてはならないものだという思い込みに囚われてしまう。夢だって人生を前向きに生きるために必要不可欠だという思い込みに、いつの間にか囚われてしまっているのかもしれません。ああしたい、こうしたいという気持ちは、どうしても生まれてしまうし、あれも欲しいこれも欲しいと、つい欲張りにもなってしまうのも避けては通れません。それらは、いたしかたない事だと思うのです。

ですが、そうしたものが叶わなかったり、手にすることが出来なかったからと言って、落ち込む必要もなければ、もうお終いだと嘆く必要もありません。人生がお終いになる訳なんかないのです。

人生において、本当に必要で大切なものは、わずかだということです。

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最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も自分をご機嫌に。
メルシー

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