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ご機嫌でいるために出来ること

ご機嫌でいること

○○のおかげだと思えると、人は満たされた気持ちになって、幸せな気持ちになることが出来るのです。これは、確かなことでしょう。そう思えたときに、とてもあたたかな気持ちになれたものですから。ですので、幸せな気持でいられるには、感謝の気持ちや喜びの気持ちを味わえることが大切であるのが分かります。実は、感謝出来ることは、目の前にたくさんあるし、そこらじゅうに、転がっているのです。僕らが、何気なく送っている生活の全ては、当り前のようで、当り前ではないからです。

僕の仕事は、そういう意味で素晴らしい環境であると言えます。社会福祉施設で食事を作っていると、僕が今、何不自由なく考えたり動いたりすることが出来る。健康でいられることが、決して当たり前でないことが、いつも理解することが出来るからです。

僕が作った食事を、食べたくても自分で食べることが出来ない人もいます。気持ちを抑えることが出来ずに、かき込み過ぎて毎食といっていいほど嘔吐してしまう人もいます。満腹感が分からずに、終わりなく食べてしまうので、食事制限をさせられている人もいます。

生まれつき障害を抱えてしまっている人はたくさんいるし、幼い頃に病気や事故にあってしまい障害を抱えている人もいるし、ある日突然の不幸な事故や病気で障害が残ってしまった人もいるのです。

何不自由なく生活できるのは、決して当たり前ではないのです。

長いことこの仕事をしていると、そのことをいくら理解することが出来ていても、心の状態によって捉え方を大きく変えてしまう場合があります。

かつて、僕自身も、自分の不甲斐なさに不満でいっぱいだったとき、どうして僕みたいな人間が健康でいられるのかなんて考えてしまいました。自分にはもったいない。そんな価値もないのにって。辛くて苦しい状況のときには、あり得ないことすら考えていました。逆に、あの人たちが羨ましいって。

このように心の状態が不機嫌な状態であると、おかしな方向に自分を含めた物事をとらてえてしまいます。しかも、それは上手くいかない人生に自分自身を導いてしまうのでした。

つまり、心がご機嫌な状況でないと、感謝の気持ちも喜びの気持ちも生まれてはこないのです。つまり、幸せを感じることは出来ないのです。

ご機嫌でいられるために出来ること

僕自身、ご機嫌でいられるというのは、その日の出来事次第だと思っていました。まさに運任せであると。その日に、人から嫌なことを言われてしまったら、ご機嫌なんかではいられない。仕事の場面で、自分も含めて職場の仲間がミスをしたり失敗すれば、機嫌どころではなくなってしまう。嫌なニュースを観てもそうだし、何か悲しい事件や事故が起きてしまえば、気分は自然と落ち込んでしまうものだからです。

人の意識とはそういうもので、他人やその出来事に大きく引っ張られてしまうものであるからです。

そう考えると確かに難しいように感じるのですが、それは、ご機嫌な状態が常に100%の状態でないといけないという思い込みをしていたことに気が付いたのです。本にはこう書いてありました。心の理想の状態は、ご機嫌8割であるということ。

よく考えてみれば、不安でないと自分を守ることは出来ません。危機感は生まれませんから。悲しみがないと、優しくはなれません。怒りがないと、自分を返り見ることは出来ないのです。

だとするのなら、ご機嫌な部分が70%でも60%でもご機嫌であるし、50%でもとんとんなんです。

そう思うと、ご機嫌でいられるために、出来ることがたくさんあることに気が付くことができるのでした。

人から嫌なことを言われたら、自分が喜ぶことを二つか三つ、自分に言ってあげればいい。

失敗やミスをしてしまったら、出来たことを何個も見つけてあげよう。

誰かの失敗で損をしたように感じてしまったら、その人がいることで、良かったことや嬉しかったことをいくつか挙げてみよう。

嫌なニュースをみてしまったら、素晴らしいニュースを観ればいい。もしくは大好きなアニメをひとつ観ればいい。

今日と言う一日が終わったら、ちゃんと自分を労えばいい。

そうやって、自分をご機嫌に出来ることは、考えれば考えるだけ出てくるものです。決して、一日の全てをご機嫌でいようとしなくよかったのです。

そういう風に意識していたら、分かったことがあります。

自分自身を許してあげることが大事なんだって。

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メルシー

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