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他人と自分を比較してしまう原因

人と比べるきっかけ

僕は、不安な気持ちを感じてしまうと、やはり安心したいという気持ちが強くなってしまうものです。当然と言えば当然の話なのですが、不安なままでいることは、とても苦しいものです。とにかく辛い気持ちになることを避けようとしていたんです。だから。何かしら安心することが出来る事実を求めてしまうものだと思います。きっかけは、単純なものでした。テレビで僕よりも不幸話を目にすると、どこか安心する僕がいたんです。不安になったり苦しくなってしまうと僕は、どうしても自分と他人を比べてるようになってしまいました。そんなことで、本当の解決に結びつくものではないと分かっていても。自分と向き合うのは苦しさが増してしまうから。とりあえず、自分は、まだ大丈夫だとかましだと思いたいのです。

僕は、いつもうまく出来ない自分を、好きにはなれませんでした。自分に不満を感じていました。自分に自信がなかったのです。はじめは、自分を慰めるつもりだったのかもしれません。人と比べて自分と同じように出来ない人を見つけては、慰められた気持ちになりました。それがきっかけでした。

人に認められたい。社会から認められたい。そう思うのは、とても自然なことだと思います。ですが、他人からの評価を求めすぎてしまっていたのかもしれません。僕は、気が付けば、いつも人と勝負しているように感じていたのでした。あの人は認められているのに、どうして自分は評価が低いのだと疑問を感じたのがきっかけでした。

僕は、なんだかんだ言っていつも優柔不断なんです。すぐに、自分の考えや思いがぶれてしまうのです。そんな風にいると、自分の価値がいつの間にか見い出せなくなっていました。そんな時に、友人のSNSで楽しそうな日常を垣間見てしまったのです。それがきっかけでした。とても、羨ましくなりました。それと、同時に優柔不断な自分にとても強い劣等感を抱いてしまったのです。次第に、他人がどういう思考や思いを持っているのか、気になって仕方なくなってしまったのです。

僕の家系は、江戸時代に漁師でありながら、苗字帯刀を許可されたのだそうです。ですので、プライドが高い人が多かったのかもしれません。未だにこうあるべきだという考えが強く残っているのでした。長男は学問に励み、大学をきちんと出て、誰もが認める?ような仕事に就くことだそうです。そうしたいくつもの決まりを僕は、小さなころから言い聞かせられてきました。ですが、その期待に応えることが出来ませんでした。周りがどう思うのかが気になってしまうようになってしまいました。自由な人をみると羨ましく感じました。それがきっかけでした。

これまで僕自身が感じたり、経験したことをいくつか書かせて頂きました。そのどれもが、他人と比べてしまうきっかけになってしまったのです。

他人と自分を比べてしまう原因として、不安を強く感じてしまうこと。自分に自信がないとき。誰かに認められたい気持ちが強くなってしまったとき。優柔不断な自分がいるとき。閉鎖的な環境に身を置いている自分がいるとき。こうした自分が無意識に人と比べてしまう場合があるのだと考えられるのです。

比較社会の中で

考えてみれば、幼い頃から、僕らは比べられて生きているのです。赤ん坊のときは、母親との比較。月齢によって、成長の度合いを比較されていました。小さい頃、誰もが言われたことはなかったでしょうか。「あの子は出来ているのよ。あなたも頑張りなさい。」僕の場合は、4つ下の弟と、いつも比べられていました。

大人になる過程でも、比較され続けてきました。成績表には、いつの間にか順位が書いてありました。友達でありながら競争相手にもなってしまいました。だから、比較されることは、とてもしんどいものになってしまうのです。それが辛いと、外れてしまえば、大人たちは強引に引き戻そうとするのです。

大人になってしまったら、日常の全てが比較されています。テレビやネットは常にランキングが発表されています。会社では、学生の時と同様に、同僚や仲間と比較され、競い合わなければいけません。そこから、外れてしまえば、使えない人間という烙印を押されて、のけ者にされてしまうのです。そのうち、僕らは人間としての点数を付けられてしまうのではいかと思うくらいです。

そして、SNSでは、常に比較される数値が設定されいる。僕らの承認欲求を満たすもので掻き立てられるものではあるけれど、誰かと比較せずにはいられない構造なのです。

こうした、比較社会といわれている中で、誰かと比較しないことは、不可能に近いと言っていいのかもしれません。

ですので、無意識に誰かと比較してしまう自分を責める必要なないとおもうのです。それだけでも、心が少し楽になるのではないでしょうか。

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最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も自分をご機嫌に。
メルシー

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