見出し画像

何のために働くのかを考え直す

以前、子供に聞かれたことがあるのです。「どうして、お仕事に行くの?」って。「ぼくは、パパとずっと遊びたいから、お仕事なんか行かずに、お家に居てくれたらいいのに!」そんなことを言ってくれるのです。困りましたが、とても嬉しかったのです。

「生きていくためには働かないといけないんだよ。」と、僕は、即答したんです。その時は、子供も納得してくれたこともあって、僕はその答えに満足しました。

ですが、後々思い返してみると、それでは、仕方なしに働いていると言っているようで、あまりにも言葉足らずだと反省したんです。

いずれ、子供が大きくなって働くようになった時、あるいは、人生の半ばに、仕事において悩んだり迷ったりした時に、どうして人は働くのかをきちんと説明出来るようになりたいと強く感じたんです。

もっと、何のために働くのかを僕自身でも、深く考えて、見直す必要があるのだと思い、学ぶことにしたのでした。

生きるために働くということは

生きるために働くということの意味は、それを証明することであり、説明や解説をしなくても、はっきりとした明らかなものであることです。

そもそも人類の歴史がはじまった頃、人は他の生き物たちよりも弱い存在でした。そうした、厳しい自然環境の中で生き抜くために、集団で生きることを選んだのでした。だから、その集団生活の中で働くと言うことは、まさに生きることに直結していたのです。日々、生き延びるために食いつないでいくには、何かしら働かないことには、出来ないことだからです。集団生活の中で、集団で外敵から身を守り、集団で狩りをする、あるいは、集団で作物を育て、身の安全を確保しながら子育てをして、子孫を残していくこともまた、集団であることが非常に大きな意味を示していたのでした。

ただ、こうして集団で生きるということは、そこで人間関係が生まれて、その在り方が非常に重要となってきたのでした。みんなそれぞれ仕事を分担して、それぞれが役割を果たすこと。また、よりお互いがお互いを協力し合うで、より、集団で生きのびる確率が上がったのです。当時は画期的な生存戦略だったと言えるものだったと想像できるものです。

そして、それぞれが、それぞれの仕事をしても、生きられるように社会を作ったというのです。

つまり、生きるために働くのです。厳しい自然を生き抜くために働くのです。そして、働くために社会を形成しているのです。分担して働くために。

働くことの意味

こうした話を聞いて、僕は、かつての人類の姿を想像してみたんです。きっと、はじめは上手くいくものではなかったのではないだろうか。沢山失敗して、沢山の人が命を落としたに違いありません。

ですが、次第に、みんながみんな、協力し合い、貢献することが出来た集団は生き残ることが出来たのです。それが、遺伝子レベルでもって、僕たちの中に受け継がれているものであると。

現代においても、言えること、人は決して一人では生きていけないものだということ。食事ひとつをとっても言える、ひとりでお米を育て、野菜や家畜を育て、調味料をこしらえて、器具や食器も作り、全ての食材を手に入れることは不可能です。社会の単位を小さくしても言える。家族であっても、同じことが言えると強く感じるのです。ひとりでは、家族全員の生活を守ることは出来ないものだと。それぞれの役割の中で、それぞれが信頼し、協力し合うことが必要なんです。例え、ひとりで全てを抱えてしまう状況であっても、なにかしらの助けがないと成立させることは出来ないように思えます。

ひとりでは生きてはいけないことが確かなのです。孤独が辛いからだとか、ひとりは寂しいとかいう問題以前に、生きていくために、人とつながり協力しないといけないのです。そして、皆がそれぞれの役割として、分担していくためには、信用がなによりも大切になっていくのです。疑っていたら、協力し合うなんて出来ませんから。

僕は自分が恥ずかしいのです。この人が好きだから協力しようとか、あの人は嫌いだから協力しないとか言っているからです。タイムスリップしていたら、そんなこと言っていたら生きていけないのです。あっという間に命を落としてしまうでしょう。

この社会で生きるとは、感情のままに誰かを信用しないとかいう選択肢はありえないのです。本来、自分の中に眠っている信用し合い協力し合う関係を築くことが、大事な人生の課題であるのです。

お知らせです

お悩み相談はじめました!

人生に迷った時、どうしたらいいのか分からない時、誰にも相談できずに、苦しみました。いつか、僕自身も誰かに寄り添い、背中を押すことが出来たらと思い続けてきました。
だから、あなたのお悩みに、寄り添いたいのです。
どの記事でも構いませんので、コメント欄にてお待ちしております。

詳しくは、こちらを読んでください。

相談される方は上の記事内にある注意事項を読んでから、ご相談下さい。



最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日と言う一日が皆さまにとって最高の一日となりますように。
メルシー

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?