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キリが悪くてもやめられる練習をしよう

キリが良いところまで頑張ってみても

性格的にきっちりとしたいものだから、僕は何でもかんでもキリが良いところまで頑張ろうとしてしまいます。

よく読書をしているのですが、決めた時間が過ぎてしまっても、キリが悪いと言って、延長して読み進めてしまいます。しかし、よくよく考えてみたのですが、延長して読んだ部分は、どれも記憶には残っていません。どんなに時間に余裕を持っていても、きっと、頭の中は次にやる事を考えている気がします。あるいは、時間設定を自分でしているだけに、時間が過ぎてしまえば、集中が途切れてしまうのかもしれません。

仕事においても、さしずめ時間が迫っても、キリの良いところまでと言って、頑張ってしまいます。ですが、どれだけ冷静であろうとも多少なりに焦ってしまっているのだと思います。結局、頑張った割には、失敗に繋がってしまうようなことが多いような気がしています。

ですので、どんなにキリが悪くても、どんなに中途半端であっても、決めたアイムスケジュールであったり、集中が途切れてしまったのなら、やめる選択を出来るようになりたいと思うのです。

そんなに気にするほどのことでもないし、実は粘り強さで良いことではないのかと思われるかもしれません。ですが、これは、粘り強さでも何でもないのです。ただの執着でしかないと、僕は考えているからです。

小さな変化が大事だから

実は、脳の仕組みからもキリが良いところでやめることは、更に効率が悪くなるものだと言われています。キリが良いところまでしてしまうと、脳はやり切ったと判断しまい、次に何かを始めるときに、自然とおっくうさを感じてしまうそうです。途中でやめている方が、作業を再開する時に、再起動しやすくなるものなのだそうです。

僕は、意識したことはありませんが、これまでキリが良いことにこだわっていたことで、人生においていくつも、苦しみや辛さと言ったものを増幅させていたことに気が付きました。

かつて、勤めていた会社を辞めるときもそうでした。どれだけ会社から奴隷のように働かされていたのに、どれだけ人としての扱いをされずにいたのに、キリが悪いと言われて納得し、次から次に先延ばしにしてしまっていたのでした。何度か話し合って、この日で退職すると決めていても、キリよく辞めたいとか、責任を果たして辞めたいと考えていたものだから、あれやこれやと言いくるめられては先延ばしにしていました。

その時の自分の深層心理を読み解いてみれば、どれだけ辛いとか苦しいとか感じていても、退職して、変わっていくことを恐れていたんだと思います。人は変化を拒んでしまうものでもあるし、自分にどこまでも自信がなかったから、新しく何かをする勇気を持つことが出来なかったんです。

ですが、先延ばしにしたからと言って、何か苦しい状況が変わるものではありません。むしろ、状況は悪化していき、僕は精神を壊して、人生において最悪な状況を作ってしまいました。

ビジネスの世界にいる人でしたら、判断の遅れや行動の遅れが、どれだけ状況を悪化させるものなのか理解することが出来るかもしれません。ですが、それは、何もビジネスに限ったことではありません。人生においても僕のように最悪の結果をもたらしてしまう要因になりかねません。

例えば、いじめやDV被害など、そうした被害に遭ってしまっても、もう少し頑張ってみようとか、思ってしまうものです。今日は我慢しよう。いや、今週まで耐えられるかもしれない。今月までは何とか頑張ってみよう。いつしか、今年いっぱいとキリが良いとか考えてしまう。

過去にイジメらていただけに、凄く気持ちがわかるのですが、何ひとつ先延ばしにして、良いものではありません。そのせいで、いじめをエスカレートさせてしまいましたから。

こうした辛い状況であっても、先延ばしにする思考を止めることが出来なくなってしまう恐れがあるのです。

ですので、キリが悪くてもやめられる練習をする必要があるのだと思います。

そんなことで、変えられるのかと疑問に思うかもしれません。

ですが、人生を変えるためには、小さな行動を変えることが大事になるのです。

今日お話ししたことは、ひとつの思考が癖となって、どんどん行動を遅らせたり、悪い方向に向かわせてしまったりして、人生を辛い状況にしてしまうというものです。

だとするのなら、日常の何気ないことから変えていければ、ひとつの思考を変えられる。悪い癖が良い習慣に変えることが出来る。そして、人生を良いものにけるものに変えていけるのですから。

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メルシー

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