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成功するより輝きたい

結果にこだわっていては

僕には、成功者はみんな輝いて見えていました。小学生の頃、運動会で一等賞をとった人や、テストで100点満点を取った人が、僕にはキラキラ輝いて見えていたんです。

だから、いつも自分も輝きたいと思った。

大人になって、ようやく僕もなりたいものを見つけて追いかけていました。どれだけやったかは僕自身がよく知っている。本当にがんばったんです。朝は誰よりも早く出勤して、夜はだれよりも遅くまで残り、必死に仕事を憶えたり技術を磨きました。帰宅しては、専門書を読んで知識を学びました。行き詰ったり、時には心折れそうな時はたくさんあったけれど、迷いはなかったと思います。その時は、いつか自分も成功出来ると信じていたから。自分を信じて、真っ直ぐ進んでいました。その分、確かに失敗も多かったのは事実でした。その度に落ち込んではいたけれど、いつまでも引きづることはありませんでした。

しかし、僕は現実を突きつけられたのです。人生において本当に欲しいものは、簡単には手に入らないものであるということ。いつになっても、全く手が届きませんでした。自分には無理かもしれないと弱気になってしまった時、小学生の頃をふと思い出したんです。僕が人生を掛けていたからこそ、初めて、なりたい自分を見つけて追いかけていたからこそ、どうしても叶えたかった、成功したかったのです。それが大人にとっての一等賞か100点満点だと思えたから。キラキラ輝いた人になって、認められたかったんです。

次第に、結果を出さなくてはいけない。どうにか成功しなくてはいけない。そう思うようになっていました。

失敗は許されないと自分にいつもプレッシャーをかけていました。失敗するとこれでもかっていうくらい落ち込んだし、何時まで経っても引きづっていました。そして、もう本当に失敗できないと余計に自分に圧を掛けるようになっていました。それでも、失敗する自分に落胆して絶望してしまったんです。どうして、そんなに出来ないのかって。自分を信じられなくなっていました。いつしか、失敗するのが怖くて、それまで追いかけていた夢さえも諦めてしまったのです。どうせ自分はと思うようになっていました。挑戦すれば失敗してしまう。そうすれば、また僕は傷ついてしまうじゃないかって。

輝く人とは

いつも、夏になって、甲子園のニュースや中継を見る度に思い出すことがありました。高校生の頃、野球部の友達がいたんです。弱小チームではあったけれど、本気で甲子園を目指していたのが、外野の僕でも分かったくらいです。いつも夜遅くまで、大きな掛け声は聴こえていました。毎日、汗一杯かいては砂まみれでした。ぼろぼろになっているのに清々しい顔をしていたんです。そんな姿をみたとき、僕も頑張ろうと思えたんです。刺激を受けたのは間違いありません。その夏、野球部は負けてしまいしまいました。ベンチでみんなが泣いているのを見て、僕は、野球部が眩しいくらい輝いているように見えた。色んなことを反抗期と題して逃げ回っていた僕にとっては、本当に輝いて見えたのでした。

当時は深くは考えていなかったけれど、毎年のように思い出しているうちに、結果を出せなくても輝けることに気が付きました。輝いている人というのは、何かに必死になって挑戦している人だということ。

かつての自分からのメッセージ

そう思うと、かつての自分を思い出した。

僕だって、輝いていた時はあったんではないかって。あれほどまでに必死に挑戦したことはなかったから。どれだけ、心がボロボロになろうとも、自分を信じることが出来ていたんですから。それは、とても、誇らしい自分だと思えた。

その反面、僕は最も輝きを失っていた時期もあったんだと自覚した。あれほどまでに、臆病になって挑戦することを諦めていた自分は人生の何処を探してみてもいなかったから。どうせ自分はといつも卑屈になっていたのですから。僕は自分を言い訳と愚痴で心を塞いでいたのです。輝いているとはどうしても言えませんでした。

そんな過去の二人の自分から同じことを問われているように感じたのでした。

「今の君は、輝けていますか?」って。

まだまだ、輝いている自分じゃないかもしれない。そう言えない今の自分がいるようなきがしました。でも、あきらめたわけじゃない。まだまだやれるよって。かつての自分に誇れる自分になりたい。

そう思うと、自然と勇気が湧いてきたんです。

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メルシー

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