この社会の中で、見えているもの

何が正しいのか、分からなくなる時があります。ネットやテレビ、それだけでなく、あらゆる嘘に触れていると何が真実なのか分からなくなります。そうなると、時々自分がここまでいいのかどうかということさえ分からなくなっては、不安になってしまうのです。

思えば、後悔は山ほどしてきたのです。現在、僕は自分の両親とは縁を切っている状態です。とても、親子だとは思えないことを言われたし、僕も随分と酷いことを言ったような気がします。その時は、いつも感情的になっていたこともあって、自分が絶対に正しいと思い込んでいました。でも、今は、少しずつ、僕いじ心にも非があったんだと思う様になっています。

こうした後悔を乗り越えていくことで成長することも出来るものだとは、思うのですが、後悔を抱えていることで、自分が選んできたことが間違っていることにも気が付くことができます。

そう思うと、今の自分が正しいものだとは思えずに、その自分がみている社会をも、きっと歪んで見てしまっているのではないかと思うのです。

思い描いた自分かどうか

生きていることさえ、本当は奇跡なんだから、ここまでこれたのは、たくさんの方々の支えと自分の努力のおかげだと肯定している自分もいれば、本当はあんな素敵な理想を描いては追いかけていたのに、いつの間にか、汚い大人になってしったんだと否定してしまう自分もいるのです。

客観的に自分を見ようとしても、先ほど書かせて頂いたように、すっかりと歪んでしまっている自分がいくら見ても、正しかったのかどうかなんて分かったものじゃないと思ってしまうのです。

だから、ずっとモヤモヤした気持ちを抱えていたんです。

自分は変わりたいと思って、ここまできたけれど、この先も、同じような気持のままでいいのかどうか。もっと意識を高く持つべきなんじゃないかって。

そんなこと、誰に聞いたって分かるはずもないじゃないですか。だから自分ひとりで抱えるしかないんです。でも、どうしたら良いの分からずにモヤモヤするのです。そして、どんどんと自分の存在が価値があるものに思えなくなってしまうのでした。

そんな時に、テレビでたまたま誰かが言っていたのを聞いたんです。

いつも、子供の時の自分に聞いてみるそうです。

今の自分はどうかって。ちゃんとやっているのかって。

そうすると、ちゃんと答えが返ってくるそうです。

きっと、自分の中の奥深くに眠っている意識の部分に訪ねているのではないかと思います。でも、それは間違いなく純粋な心の自分の部分なんです。なにも曇りのない眼で見ることができるんじゃないかと。

それから、ときどき、僕も子供の頃の自分に聞いてみるようになりました。

いつも、答えは返ってきます。

それに従うと、上手くいくかどうかはさておき、心がすっきりとした気持ちになれるのです。晴れ晴れした気持ちでいられるのです。

きっと、本当に大切なものが見えていて、それを教えてくれているものではないかと思えるのでした。

自分自身が何を求めているのか、何を望んでいるのかなんて、人生において分からなくなる時があると思います。その答えって、自分にしか分からないものです。でも、自分の見ている現実が正しいのかなんて誰にも分からないことです。ですので、誰もが不安になるし悩むものなんです。

だからこそ、自分の中にある曇りない眼で見ている自分に尋ねることで、ひとつの道筋になるのではないかと思います。

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最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も自分をご機嫌に。
メルシー