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克服

たくさんの戦争が食事の宇宙孤児たち、脳内を跨ぐ時間の枷、彼方の詩、方々にたまる悪意、消費的な実存と、自己の裏側にあるほんとうの自分なんてものいないから、いろんな真似をして、今を誤魔化しては、停泊する理由や、拗れた今、この、究極的な混沌を生み出した世界の形跡、あてがわれた罪を模倣するだけの君たちの末路、秋の虫に乗って旅立つ強度を測る科学者たち、原子炉で羽化した恋の虫、群像にとろける意識は、ネビュラと混ざり、擬態化した銀河との高尚な行為の後、せめぎ合う瞬間は、一瞬の中を加速していくカタストロフィとの対峙を終え、生まれるも、散ることも、何か、同一のように思えた私は、濫觴する真実の、そのまた始まりに交わる罪のようなものを抹消し、ただ、よろこび愛することだけを加工したものを超越し、愛するとは、感じるものではなく、今ここにあるものであり、永遠であり、刹那であり、そこで失ったものが、永遠であり、そこで失った、永遠の陰影を追うようなものである、と、統制されずに、時間を跨ぎ、現れる誤解や、数多の理由の解像度を改ざんして、集約された約束や、悪趣味な主観、怠惰な大罪などを謳う独裁者や、利己的な主人公たちは、主題や宿命なんかに騙されてばかりで、物事の真実に、たどり着く前に、意識下に置かれた、正しいなどという幻想に取り憑かれ、私だけは、正しく助かるなどという誤りから抜け出せない限りは、同じ過ちの中を、闇雲に進んでは、逆撫でする理由が、理不尽に迫り、余罪なんかを追求する退廃的な予感が打ち出したセオリーなんかを破壊し、純粋な意思だけで、いびつな意味を翻していく。

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