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万物

偶像を漁る家庭的な伴侶たち、へりくだる隙間から羽化していく感情が、健気に飛び回る世界線、整合性もなく、潰えていく感情を追い回す君の化合物や、光合成やら垂涎、もつれる意図やら、都会の網膜、神々しい欠如を孕んだ身体、カラカラに乾いた明日が待つ雨や、やせ細った世界から生まれた君の希望も、凡庸なものである、と、批判されてしまい、定めもなくなり、管を巻いて帰る帰り道、乖離した理解から繁栄した世界などとの別れを終え、悔悟やら、初々しい欠如やら、高尚な差異やら、制約やらがひっきりなしに襲いかかる仕事の最中、犀利なものすらないから、ままならぬままに排除され、配役なんかを用いては、今に率いる答えにより、対価なんかを謳いながら、引き出す言葉も道理を失い、理解ばかりを強制しては、同じような答えの中で可視化したり、自覚したり、と、忙しく走り回る脳内、打算的な彼女たちは消え去り、境目からあふれる幼稚な観念が還元するモラルや妄想なんかを、模倣するだけの人々がすれ違う交差点、転嫁していく思いも遠ざかり、大量生産されては、ロスを生むだけの、世界から解放され、罵り合うだけの人々が対立を繰り返すだけの、幼稚な遊園地たる国家なんてものは、不必要である、と、語りかける海賊たち、様々な醜悪に寄り添うのが、正義である、と、今までの恨みつらみをバビロンにぶつける悪人たち、最たる意味すら屈辱に塗れているではないか、と、加算される罪に寄りかかり、加算される罪の道具にカスタマイズされた番犬やら、新たに作られた悪やら、規制やなんかで、掻き乱されていく一切から抜け出し、あたかも、正しいような顔をして近付くような輩こそ、疑うべきであるし、労わることや、愛することも知らないのに、答えなんて、分かるはずもない、と、訴えかける独善的なものの答えこそ、いちばんの毒性を孕んでいる。

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