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44、カカオポリフェノールの話

ちょっと日数が開いてしまいましたが、再開します。フィトケミカルの紹介をしていますが、今回はカカオポリフェノールを取り上げます。名前が表す通りチョコレートに豊富に含まれている成分です。医療機関や製菓関連の企業などが多くの有用な情報を発信してくれています。

カカオポリフェノールは、チョコレート・ココアの原料であるカカオ豆に含まれるポリフェノールの事です。ポリフェノールですから、抗酸化物質でもあります。摂取とあると「チョコレートを食べよう」ということになります。年が明けると老若男女、皆チョコレートに目の色が変わるイベントもありますが、ポリフェノールの話とは無関係のようです・・・。

このカカオポリフェノールの働きはというと、「血圧を低下させる働き」「動脈硬化を予防する働き」「アンチエイジング」「脳の活性化」などが挙げられます。

血圧を低下させる働き

カカオポリフェノールがもつ抗酸化作用は、血管を広げてしなやかにします。そうすることで血圧を下げて血流をよくする働きがあります。血管が細くなると血圧の上昇しますので、これはうれしい効果ですね。また、血流の改善によって動脈硬化の予防にも期待できます。ということは、生活習慣病のリスクを下げる働きの期待できるということになります。

動脈硬化の予防

血圧を下げることで動脈硬化の予防という話を先に書きましたが、何もこれが理由のすべてではありません。活性酸素も動脈硬化の際には好ましくない活躍をしますが、カカオポリフェノールの抗酸化作用によって活性酸素は処理されますので、その後のコレステロールの参加も防止することが期待されています。

アンチエイジング

人は加齢によって老化していきますが、見た目の状態としてシミやシワ、くすみなどが増えたりします。その元として、ここでも活性酸素が出て来ますので、カカオポリフェノールの活躍が期待されます。その働きとして老化の防止はもちろんのこと、キメを整えるとか、肌の水分量とか、美肌効果にも関わっています。

その他にも、脳の活性化やアレルギーの改善などにも期待されています。

ではカカオポリフェノールをどうやって摂取するかですが、チョコレートやココアといった食品に多く含まれていることは名前を見ても明らかです。これらを摂取することでカカオポリフェノールを取り入れることが可能です。

例えば、一般的なチョコレートよりも高カカオチョコレートの方が健康効果が高いと言われたりしています。またその方がGI値も低いようですね。とはいっても、食べ過ぎはよくありませんので摂取量はほどほどにしておきましょう。

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