新山みか

社会人5年目!とある企業の人事担当。海外人事や社員の教育・研修に携わる中で色んな人がい…

新山みか

社会人5年目!とある企業の人事担当。海外人事や社員の教育・研修に携わる中で色んな人がいるんだな、と感じる毎日です。 好きなモノ・コト、心動かされた言葉、それらに触れて考えたことなどを書いています。

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  • ~COFFEE TIMES~

    ほぼ毎週1杯、どこかの曜日でお世話になっている大阪・中崎町の"THE GUT'S COFFEE". 内容は主に味の記録、ときどきコーヒーの豆知識、まれにバリスタのお姉さんとの雑談。

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私の読書ルール(小説)

この前、本好きな後輩とオススメ本について話していたとき。 「そんな本の選び方/読み方は初めて知りました!」 と、びっくりされました。 そこで私の変わった(?)小説の読書ルールを3つ紹介したいと思います。 共感してくれる方がいたら嬉しいです。 1.季節感を大切に後輩に驚かれた選書ルール。 夏の物語は夏に読み、冬の物語は冬に読む。なるべく物語と同じ環境に身を置いて読もう、というルールです。 本によっては、その季節/時期が来るまで待ってから読みます。 例)季節や環境に配慮し

    • 人に興味がなくても人事はできる

      「新山さん、人に興味ないでしょ」 おっしゃる通り。 そんな人を人事部に配属していいんですか。 大学生の時、友人からも「みかちゃんって、人に興味ないよね」と言われた。 当時はどういう意味かわからなかったが、言われた半年後からの留学生活で人にさほど興味がないことを実感した。 留学中、異文化や新しい人との出会いに際して、度々あった質問攻めが気付いたきっかけだ。 「食べ物は何が好き?」 「好きなアーティストは?」 「日本人ってコーヒーあんまり飲まないの?」 授業の自己紹介で

      • 転職の決め手は占いでした

        「それはもう、変わった方がいいです」 え。思わず一緒に来ていた友人と大笑いしてしまった。新卒で入社した会社を辞めようかどうか、転職を考えているんです、と言った後、穏やかな声でズバッと言われたのだ。 「そんな、人生なんて時間がないんだからつまんないことやってる時間なんてないです」 コテコテの関西弁のイントネーションで、さも当たり前のように言われると「そうか、やっぱり転職しよう」と決意が固まってくる。 2022年。入社3年目だった私は1月に初めての転職活動に取り組んだ。当

        • 最近はカルチャーショックではなくカルチャー〇〇が深刻らしい

          今年のゴールデンウィークに海外にいった方、また、夏休みに海外旅行へいく方は多いのではないでしょうか。 少なくとも、この記事を読んでいるあなたは海外旅行や留学などに関心高い方なのでは、と思います。 文化の違いというのは、旅行などの短期間でも感じるため、長期滞在であればあるほど差を感じる場面は多くなります。 カルチャーショック。日本語でいうと文化的衝撃。 引っ越しや転職など、日本にいながらも文化の違いに衝撃を受けることは多いです。 お昼休みの過ごし方、報連相のやり方、上司との

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          31本

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          詰め込めるのも実力のうち

          眠い。どうしよう。 明日が試験なのに。 どうしよう、と思いつつ、眠気に負けて昼寝をしてしまったのだから本心ではそこまで焦っていなかったのだろう。 明日はファイナンシャルプランナー、通称FP3級の試験だ。 先輩から「所得税の仕組みって知ってる?」と聞かれて答えられなかったり、「FP3級の範囲は基礎教養!」と友人から言われたり、苦手なお金の勉強もそろそろと思い試験に申し込んだ。 そして申し込んだはいいものの、仕事の繁忙期ともかぶり、ろくに勉強していない。 私の性格上、お金を

          詰め込めるのも実力のうち

          文章力講座での学びと問い合わせ対応のノウハウを活かしてちょっと難しい費用請求をしてみた

          「水出ーへん!」 シェアハウスの共用キッチンで野菜を炒めていると、同世代の女の子の悲鳴が上がった。 「え、全然出ーへんねんけど」 「これってキッチンだけ?」 キッチンにいる5,6人で調理の手を止めて、現状確認に動いた。 「トイレもお風呂もやったらキツくない?」 「ちょっと見てくるわ」 「建物内だけなんか、この辺一帯のことなんかわからんよな。ちょっと近くのコンビニに聞いてみる」 こんなとき、一人ではなく誰かいるだけで冷静に考えることができる。 私が住む物件はシェア

          文章力講座での学びと問い合わせ対応のノウハウを活かしてちょっと難しい費用請求をしてみた

          技術の進歩がもたらす危険

          「ITで変えられないものはなんですか?」 某大手IT企業の採用担当者に、就活中の私は生意気にも質問した。 「それ以外のものはITで変えられるのでは、と思って」 補足するように付け足したものの、明らかに困らせてしまった。私も新卒採用担当を過去3年間ほどしていたが、この手の質問は何か試されているようで苦手だ。 「いい質問ですね」 好意的な第一声をいただいた後、何を話したかは覚えていない。おそらく、あまり納得のいく答えではなかったからだろう。 巷ではチャットGPTをはじめ

          技術の進歩がもたらす危険

          誕生日はただ歳をとる日じゃない

          世の中には、人の誕生日を覚えられない人がいる。 ドキッとさせてしまった方がいたら申し訳ありません。何も誕生日が覚えられないことを咎めたい訳ではありません。ただ、いつも驚かされるのは、忙しさで自分の誕生日をも忘れてしまう人がいることです。 私の場合は特殊ですが、母が同じ誕生日のため、一緒に住んでいた時は朝起きて「誕生日おめでとう」と言い合ったものです。この習慣があると、なかなか誕生日を忘れることはできません。 年齢を重ねるうち、1年が短く感じられ、幼い頃に比べると1つ歳を

          誕生日はただ歳をとる日じゃない

          大願成就を果たすために1時間かけてすること

          「……長すぎん?」 隣で手を合わせ、目を瞑り続けている友人をうっすら横目に見る。 1分くらい経っただろうか。これが普通なのか切実な祈りなのかはわからないが、彼に合わせて神様に言うことをもうちょっと考えねば。 同じことを後20回はするのだから。 ドイツ留学中に出会った一回り年上の彼は、7年会わないうちに台湾でとってもエライ人になっていた。 世界中のメディアからも取材を受け、大袈裟ではなく、世界平和のために仕事をしていたのだ。 「旅行ではどこに行きたいの?」 現地の人と

          大願成就を果たすために1時間かけてすること

          人生で一度は言ってみたい「釣りはいらねぇ」が言えるのはこんなとき

          「ここで降ります。お釣りはけっこうです」 そう言って信号待ちのタクシーから降り、建物まで走った。 お役所だから1分1秒遅れられない。 *** ゴールデンウィークに入る前の金曜日。 私の会社では平日である5月1日と2日も全社的に休みだ。休み前はなんだか仕事がバタバタする。 そんな日の朝、なかなか提出されなかった書類がようやく手元に届き、急遽予定を調整して午後から役所へ行くことになった。 スケジュールの都合で、16:00に閉まる役所の最寄駅には15:40着の電車で向かうこ

          人生で一度は言ってみたい「釣りはいらねぇ」が言えるのはこんなとき

          久々の海外渡航準備〜リスクを回避する3つの心構え

          こんにちは!新山です。 来るゴールデンウィーク。 今年は海外旅行へいく方も多いのではないでしょうか。 後輩は「推しがロケで行ってたサムギョプサルのお店に行くのが最終目的です」と、楽しそうに韓国旅行の計画を話してくれました。 かくいう私も、転職して海外人事の仕事をするようになり、久しぶりに海外へ行きたくなった一人です。2019年の秋ぶりに渡航を計画しているので、3年半ぶりの海外です。 留学期間を含め、海外に8年住んでいた私。犯罪に巻き込まれないよう、小さい頃から受けてき

          久々の海外渡航準備〜リスクを回避する3つの心構え

          時間を守らない人との付き合い方

          1年の中で仕事が最も忙しい4月初週を終えた週末。きっと疲れも溜まっているだろうと、思いっきり休むために特別用事は入れていない。 強いて言うなら、一緒に住むシェアハウスの人から近所の公園でのピクニック&読書会に誘われている。天気が晴れれば外で読書をするくらいで、他はほとんど引きこもっているだろう。 案の定、土曜日はレンタル漫画を20冊して、そのうちの10冊を読むという有意義な時間を過ごした。 *** 日曜日。 土曜日のLINEのやり取りによると、朝8:00に集合して、選

          時間を守らない人との付き合い方

          50人でキッチン・トイレ・バス・ランドリーの共用生活を1年してみて

          春。新生活。環境を変えたい。 そう思って引っ越したシェアハウスに住んで、まもなく1年が経とうとしています。 「家に常に誰かいるんやろ?私には無理」 「水回り共用っていうのがな……。ゆっくりお風呂も入られへんやん」 「住んでる人に嫌いな人おったらどうするん?」 たしかに合う・合わないはあると思います。 1年住んでみた私が思うのは「この生活じゃないと無理」です。 50人でのシェアハウス、と聞いて頭の上にはてなが浮かぶ方も多いと思います。ここではテラスハウスのようなものでは

          50人でキッチン・トイレ・バス・ランドリーの共用生活を1年してみて

          読書備忘録『キッチン風見鶏』

          「あ、手島さん、ビールが空になってますけど、おかわり飲みます?」 「じゃあ、えっと、コロナ、あります?」 (p.71) !? 「コロナビール」を知らない私としては、2018年6月初版のこの本でなぜコロナ?と思ってしまいました。 メキシコビールだそうですが、美味しいのでしょうか。 そんなことも頭によぎりつつ、読んでいった本作。 森沢明夫『キッチン風見鶏』 人の生き方、大切にしたいことを感じさせてくれる温かい1冊でした。 (マイナスな)出来事の裏側をよくよく見てみる

          読書備忘録『キッチン風見鶏』

          萬葉植物園にて

          雨予報だと聞いていたので予定を入れず、家で読書に耽ろうと思っていたところ、朝起きたら何と気持ちのいい快晴か。 急遽、地元奈良に散歩でもと思い、春日大社までお参りしに行くことにしました。 思ったよりも人が多かったので、サクッと行ってお昼前には帰ろうと、長い長い参道を進みます。地元民にとっては何も珍しくない鹿さんを真横にズンズン進んでいきます。 進んでいく途中、左手に植物園が見えました。萬葉植物園です。 入館料400円。藤園と椿園が目玉のようですが、椿園は工事中で立ち入り禁止

          萬葉植物園にて

          お見合い

          先日訪れた、京都のブックカフェにて。 静かな2F席に案内され、1Fにある本を見ようと思い、下に降りて物色。本を1冊手に取り、また2Fへ上がろうとしたそのとき。 階段近くのソファに座るカップルさん。ちらっと見た後、横を通り過ぎようとしたときに「あれ?」と思い、もう一度見る。 すると目が合って、びっくりした反射で目を逸らす。 「やっぱり知り合いかも?」と思ってもう一度見ると、また目が合う。 「おお、これは…?」 結果的に、お互いに三度見したものの、声を掛けるも掛けられるも

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