私はコーヒーが好き。

色々なお店のコーヒー豆を取り寄せて、自分で挽いてドリップで淹れる。

今まで飲んだコーヒー豆は、標本みたいにして全部取ってある。

ショップカードとか付いてたらそれも一緒に。

それくらい好き。

いや、好きとかいうレベルではない。

生きていくために必要なもの。

おいしいコーヒーってなんだ？

ただ、飲めば飲むほど、コーヒーの沼にはまっていく。

おいしいコーヒーというのが分からなくなる。

コーヒーを「甘い」という人もいるし、「苦味がおいしい」という人もいる。

甘いってなんだろう？

単純に砂糖っぽい甘味ではなく、

例えば「お米が甘い」「炒めた玉ねぎの甘味」

食品をそう表現することもある。

一般的にはコーヒーって苦いもの、というイメージ。

苦味の中の甘味…？

いまどき風な考え方をすれば、「人それぞれ」で結論が出てしまうのかもしれないけれど、

私にはいまいち理解できない。

でも、実際、カッピング（コーヒーの味を確かめる作業）の中にも

「ｓｗｅｅｔ」っていう項目がある。

余韻の前に来る風味のことらしいけど。

ホンジュラスのコーヒー

先日、福岡にあるロースターから取り寄せた豆でドリップしたら衝撃だった。

それはホンジュラスという国の豆。

コーヒーなのに、苦味をほとんど感じなかった。

コーヒー豆は果実の豆。それを体現してくれているような豆だった。

ジューシーってほどでもないんだけど、ほどよい果実味。

しかも、すーっと消えていく後味。

これはコーヒーなのか？と思わず思ってしまう味。

とっても、おいしかった。この言葉に尽きる。

だからコーヒーって楽しい。