【不登校長男】充実の毎日って素晴らしい♪

スクールカウンセラーさんが「毎日充実してるね。」と長男に言った。

長男は「うん。」と力強く答えてた。

その場面を見て、やっと私はひと息つける気がした。


子どもの不登校中に親ができること

長男が不登校になって、私は長男に何ができるかを模索してきた。

最終的には生きる力につなげたいと思っているけれど、どんなことが長男の生きる力につながるんだろうと思って。


まずは好きなことができたらいいなと思った。

最低限、夜は眠れて、ご飯を食べられて、会話の中で笑顔が見られたらいいな、と思っていたけれど、そこに好きなことが加わればメリハリもついていいだろうな、と。

ゼロでは何も生まれないと思ったから、本人のメンタルの様子をよく見ながらも、学校に連れて行ったり、お出かけを楽しんだり、いろいろ一緒に試してきた。

それで大切だったのは、それをする中で長男の考え方、感じ方が理解できるようになってきたことだったような気がする。

まずは長男を理解する、それが大切。

それとともに自分の気持ちや考えも大切にする。

この絶妙なバランスがお互いの自立に必要だと感じたかな。

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新たな一歩はネットスクール

不登校2年を経て、長男のペースややりたいことがハッキリしてきた。

私がいいな、と思うことは長男には必要ないと思うことが多かった。

それならそれでいい。

長男には長男が見えている世界がある、それを信じていこうと思った。


長男はコミュニケーションは弱いけど、思考の深さ、理解の良さが強みだと思う。

よく考えているし、よくわかってる。

だけど、それを周りになかなか理解してもらえないところが長男の社会への一歩を難しくしているように常々思ってた。

それを理解してもらいたくていろいろ働きかけたけど、なかなか難しかったんだよね。

それなら難しいことにチャレンジするよりも、できることを積み重ねようと決めた。


長男には学校に行く選択肢は元々なかったの。

でも勉強はちゃんとしたいという意志はしっかりと持っているみたいで。

で、ちょうどいいのを見つけて、6年からはネットスクールに通うことにしたの。

今は不登校でも出席日数にカウントしてもらえるシステムがあるらしいのよ。

別に出席日数なんて、中学に上がるのにそんなに関係ないし、必要ないんじゃない?って思うよね。

だけどね、やったことがレポートで見える形で他の人にもわかってもらえるのは、とってもいいと思った。

で、先日レポートがきて、早速学校に持っていったのね。

通ってるデイにもスクールカウンセリングにも持っていった。

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ひとりで黙々とやったことが、目に見えて誰かに伝わって、頑張ったねって言ってもらえることがこんなにも心強いことなのか!と実感したよね。

校長先生も、このレポートで出席日数に換算します、と言ってくださった。

土曜日は無理だけどね、と笑いながら。


長男は

「いくら家で勉強しても、なかったことにされるのは腹ただしい。

 学校に行かなくても勉強はしてるのに。

 好きなことばかりして過ごしてるんだろうと思われるのは癪だ。」

って前々から言ってたもんね。

それがこうして認めてもらえて、出席日数にも反映させてもらえる…かなり大きなことだった。

やったことを認めてもらえるのは、誰だって心強いし自信につながる。


なんだっていいのよね、その子のできること、やれることでいいの。

長男だって最初は折り紙だった。

折り紙から始まって、上手だねって言われることを繰り返して、次へ次へとステップを踏んできたと思う。

去年の冬頃から勉強スイッチが入って今に至るけど、やっぱりその流れを作ってきたものは自信だと思う。

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不登校でも自信をつけるには?

不登校中に自信をつけるって難しいよね。

むしろただ生きてるだけだと

「学校に行ってない」

という気持ちから、どんどんマイナスに引っ張られちゃって。

お手伝いさせれば筋力なくて、活動量が少ないからか夜はなかなか眠れなくて、どこで自信をつけられるんじゃあーーって頭抱えたことあったけどさ。

そんな日々も今ではいい思い出で。

その後、のんびりペースでお手伝いは取り組んでいって、左手でフライパンをプルプルせずに持てるようになってきたし、コールスローとブリの照り焼きはかなり上達したよね。

そうやって振り返ると、親が一緒になって考えたりやってみたり、そういうひとつひとつが積み重なってきた部分も大きいなって思う。


まずは子どもを理解すること、

そして親子の関係をお互いにとってしんどくない距離感にすること、

親も自分を大切にすること。


つまり、親と子の関係のバランスをつかむことが大事で、

そのためには考えることも自分の気持ちに素直になることもいろいろ試してみることが大事だなぁって。

なんとなく、今の段階ではそう思ってる。


もちろん不登校の原因も背景もそれぞれ違うから、これが当てはまらない方が多いと思うし、これが次男だったらだいぶ視点が違ってくるように思うのね。

だけど大切なことは、関係性を模索することで、それにはコミュニケーションや距離感、価値観、親のあり方、いろいろ影響してくると思う。

他の意見にまどわされず、いろいろやってみた結果、我が家はコレが合うカタチ、と思えたらいいんじゃないかってなんとなく感じてる。

うちはもう中学もネットスクールが最適だと思っていて、より学校に近い形のネットスクールもあるから、そことの検討になるんじゃないかな。


いいカタチで経験が積めると、ひとつひとつが自信につながるよね。

長男は今、ネットスクールとイラストが大きな軸になって、毎日生活してる。

自分でその生活に満足していて、充実してるって思えているみたいだから、それが何よりも大事。

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