見出し画像

胚盤胞になれなかった卵子。私は人目もはばからずわんわん泣いた

今日、判定日前の血液検査と、残り1個の凍結胚が胚盤胞になったかどうかの確認。胸がドキドキして、今日は5時半に目が覚めた。

時々お腹がキリキリと痛い時がある。些細なことでも不安になってしまう。こんなんじゃいけないってわかってるけど、どうしてもそうなってしまう。

一度、病院内の心理カウンセラーにカウンセリングを受けた日もある。「へぇ〜」「大変だねー、みんな大変っていうもんねー」と延々と言われ、余計イライラした。こんなことなら、受けるんじゃなかったと後悔。

この気持ちは、どんな心理学の勉強をした人間でも正直解決することはできないだろう。おそらく、同じ経験した人じゃないと分かり合えないと思う。

だから、結局こうしてnoteとかに書くしかないんだよね。気持ちを整理するために。

血液検査の後で、培養士から胚盤胞になったかどうかの報告あり。

胚盤胞までは育ったものの、胚が何度も収縮を繰り返し、質も悪かったため廃棄。胚が何度も伸縮を繰り返すのは、あまり妊娠継続率が良くないらしい。

培養士からモニターで胚盤胞になるまでの動画を見せられる。

正直、初期グレード4→8分割グレード3と、質は良くなかった。

でも、胚盤胞にはなるものの質の悪いまま凍結になるのかなと思った。他の病院なら凍結するかもしれないが、こちらの病院は妊娠出産には至らないため、廃棄となった。

私の通う病院は、着床診断やERA検査なども行う病院。卵の評価も厳しい。培養技術も優れてると言われてるので、ここまでやってもらえただけでも奇跡なのかもしれない。

さて、血液検査は「ホルモン値問題ありません。追加でお薬と、注射打ちますね」と言われる。とりあえず、ひとまずホッ。

お尻を出して、移植後に打たれた注射を右尻にブスッと刺す。前は左尻なので、今度は右尻。これが、めちゃくちゃ痛いのである。

フラフラと名古屋駅に向かい、気分転換でもしようかと彷徨い歩く。

ゲートタワー前には、大きなクリスマスツリー。聖歌が流れ、気がつけばボーッと立っていた。

私と同じく、ツリーをじっとみる小さな子供がいた。母親らしき人が「もー、じーっとみてる○○ちゃんが本当に可愛すぎるー!」と言いながらパシャパシャと携帯で写真を撮る。

じっと立っていられなくなり、その場をゆっくりと歩いて移動する。

「しっかりしないと!」「もっと強くならなきゃ」「いい加減、もう諦めなきゃ」いつも、弱っている時に言われ続けてきた言葉。

その度に、強くならなきゃと思って涙を目に無理やり押し込んできた。けど、今日はもう無理だ。自然と涙が溢れてきた。

ここまでくるのに、100万くらいかかってるよね。それだけお金かけて、やっと現実が見えてきたんだよ。本当に、私って馬鹿だよね。馬鹿……。

とりあえず、美味しいご飯を食べに行こう。

↑本当に食べにきた

まだ、今のホルモン値はいいって言われてるし、お腹に戻した初期胚を信じてあげよう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?