見出し画像

貰う手紙は3種類ある【教員 卒業式】

先日、僕の勤める公立中学校で卒業式が行われ、私自身たくさんの生徒と保護者から手紙を貰いました。

その中で、3種類の手紙があることに気付きました。

手紙を貰うことが目的で仕事はしません。でも卒業式の日、手紙を貰うと自分の頑張りが認められたようで嬉しいです。

この記事が、1年後、生徒や保護者から手紙を貰えるような教員生活を送るヒントとなれば幸いです。

■3種類の手紙


❶学年教員全員への手紙【生徒から】

先生たちが大好きな生徒(99%女子)は、もれなくどの先生にも手紙を書きます。

手紙の内容はあっさりしていることが多いですが、普通に嬉しいです。

❷関わりの深かった先生への手紙【生徒から】

  • いじめから救った生徒

  • 進路で悩みに悩み、涙を流した生徒

  • 友人関係のトラブルで親身に話を聴いた生徒

生徒指導上、かなりの時間をかけて会話をしたり、動いてきたりした生徒たちから貰う手紙ほど嬉しいものはありません。”感謝”や”大好き”という言葉がぎっしり書かれています。

「頑張ってよかったなー俺。」

生徒は「あのときの先生」に感謝を感じているのです。

自分の心に刻んでおきたいと思う。

業務が厳しいときこそ逃げないこと。なあなあ にせず本気で向き合うこと。

人間関係の結果はコントロールできないが、仕事や生徒に本気で向き合うことはできる。その姿は生徒の心を動かしている。

❸お世話なった先生への手紙【保護者から】

 だいたい❷に該当する生徒の保護者から貰うことが多いです。あとは、先生に感謝をしているが手紙を書かない男子生徒の保護者から。

大人から貰う手紙は、生徒からの手紙とは別の嬉しさがありますね。
「自分は評価されている」という人事評価みたいに感じるのでしょうか。

■踏ん張り時に思い出せ。

卒業式で手紙を貰った瞬間の気持ちを覚えておこう。

生徒指導が大変で仕事を辞めたくなる日がくると思う。今までも何度もあったし、これからもあると思う。

そんなとき、「今が踏ん張り時。本気で向き合おう。」と口にすること。

がんばってきた自分が、未来で報われたのだから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?