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「あ、共感とかじゃなくて。」

行ってきた(2023/9/9)



「あ、共感とかじゃなくて。」



SNSの「いいね!」や、おしゃべりの中での「わかる~~~」など、日常のコミュニケーションには「共感」があふれています。共感とは、自分以外の誰かの気持ちや経験などを理解する力のことです。相手の立場に立って考える優しさや思いやりは、この力から生まれるとも言われます。でも、簡単に共感されるとイライラしたり、共感を無理強いされると嫌な気持ちになることもあります。そんな時には「あ、共感とかじゃなくて。」とあえて共感を避けるのも、一つの方法ではないでしょうか。




展覧会の名前が印象的で気になってた




個人的に私は気にしいというか、人の気持ちを気にしすぎて疲れる部分を自覚しているから、入ってすぐの文章が刺さった





"How I feel is not your problem, period." ってめっちゃいいな






このエリア?ブース?の展示が正直意味わからなくて困惑したんだけど、「架空の仕事」がモチーフらしい。だから映像の中の人がどんな目的で、何をしているのか理解できなくて普通っぽくて安心した










私の想像力と理解力の欠如が顕著になってしょんぼりしたけど、山本麻紀子さん(この写真の作品の作者さん)は「巨人」「落とし物」「植物」の3つのテーマを探究してきた方らしくて
なんとな~~~くしか理解できなかったけど、空間の雰囲気は楽しめた













作品より言葉に共感することが多かった。やっぱり私は言葉が好き














誰も超えさせない壁、音も聞こえなくなるような壁を持つことも悪いことじゃないと思う。自分だけの空間というか、共感しすぎや人と距離を詰めすぎは自分の首を絞めることもある







元ひきこもりで今はひきこもりの方々のケアをする活動家(アーティスト)の渡辺篤さん

アイムヒアプロジェクト




I'm here project





一番見るのを楽しみにしてたのが、「同じ月を見た日」

月の写真がざっと並ぶんだけど、コロナ禍でひきこもりの方々だけじゃなくて「孤独を感じている人」という条件で募集をかけて集まった50人が撮ったものたち






同じ月を見た日




コロナ禍じゃなくなっても美術館に来られない人というか、外に出られない人もいるし
平気そうに見えても心の中は寂しさや不安でいっぱいの人もいるし

同じもの(月)を見て、繋がりを感じられるの、そして変わらないものって良いよねってシンプルな感想になっちゃうけど




行って良かった、私の中の「寂しさ」が月の写真たちで少し癒されました

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