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海を見ると死にたくなる⑬/社会人1年目日記〜労働が嫌いだ〜


早めに病院に行ったのが功を奏したのか、良い感じのスピードで風邪が治ってきている。

今日は前々から席を予約していた、「言の葉の庭」の舞台を見に行ってきた。新海誠監督の中でも特に好きな作品だが、舞台で見るとまた違った感じに映った、いい意味で。

あと席が微妙だった....舞台は少し遠くても、中央から見たいなぁと思わされる演出だった。
今回は特に短歌を文字で投影したり、傘の踊りで雰囲気を出したり....というところがあったので、その表現を正面から見たかった。


今回は前から近い方だったが隅っこすぎた、というところである。
演出は傘での魅せ方や囁き声含めて、かなり好きだった。









別の県で生活している妹から、雪が降っているという連絡が来て、秋をすっ飛ばして冬が来てしまったのではないかと錯覚した。
地下鉄の階段を登って地上に出た時に頬に当たる風がだいぶ冷たくなった。


オフィスの暖房で、唇が乾燥しやすくなった。
夏より冬が好きだけれど、味わい深い秋の日々を十分に味わえていないような気がした。









仕事が楽しくない、という自分との戦いが日々続いている。かといって辞める決断も出来ないから自分は愚か者なのだろう。


やりがいを感じるポイントを、お客様に対して見いだせない。お客様は神様じゃないし、土日のどちらかも必ずパソコンを開いてしまう。

嫌な嫌な日々だ、9:00-18:00まで働く生活じゃなくて、8:30-19:30と、22:00-24:00まで働く生活をしているようなものだ。


頑張っても終わらない、能力不足もあるし経験も足りない。
質より量を大切にすべきなのが今なのに、経験を積むことに成長を見い出せても感情が見い出せない。

お客様に喜ばれて嬉しい、上司に褒められて嬉しいがない。
日本語を正しく書こうと気をつけるようになったし、英数字の前後は半角スペースを開けるようになった。変な職業病である。


結果を出せたとしても、今が自分の人生の将来のために必要な時間だと思えない。
正解にするための努力だけど、その先が見い出せない。



何年も働く人たちにとって、こんなのは若者がいつかは抱くであろう成長痛、悩み、未熟さなのかもしれないけれど。これを乗り越えられず3年以内に会社を辞めただけで、負け組と何年かは言われ続けるのは嫌だなぁと思う。


もう本当に自分は何がしたいんだろうとイライラしながら、食欲(やけ食い)でそれを誤魔化している。


土日は自己研鑽のために勉強しないといけないと分かっていても、平日あんなにパソコンと向き合っているのにまだやらないといけないのか.....と、そう思ってしまう。



ボールが自分にあり続けたまま 自分なりの「今日は終わり」という区切りをつけなければいけないこの仕事は、タスクが順に減っていくことに喜びを感じる自分には合わないのかもしれない。




あぁ最近、タスクが0という日がなくなったなぁ.....。




炊飯器が冷凍ご飯モードでの炊飯を終え、いい音を鳴らしている。
今日のボヤキはやめにしよう、まず風邪を治すためにきちんと寝よう。


おやすみ。