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就活生にも企業の面接官にも言いたい、面接で"嘘"をつくことは、もう終わりにしたい

1 . 約6割の学生が、面接で「実際の本音や事実と異なる発言をしたことがある」と回答。
「不採用への不安から、面接において実際の本音や事実と異なる発言をしたことがある」と回答した学生は全体の62%にのぼりました。学生は、企業との対話の場であるはずの面接で、本音ではなく、企業が求める回答をしてしまうようです。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000072.000035321.html


就職活動が、企業と学生の「建前」のコミュニケーションで溢れている現状があると考えています。同調査では、企業から発信される情報について「企業にとって良いことしか言っていない」「本音を話しているように感じられなかった」といった学生の声が寄せられています。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000079.000035321.html


全国の就活生の90%以上がワンキャリアというサービスを知っている….というくらいの知名度だと私は思っているわけだが、
このワンキャリアという就活生向けサービスを展開している株式会社ワンキャリアと、
プレスリリース配信サービス「PR TIMES」を展開している株式会社PR TIMESという会社が業務提携しているプロジェクトを、これを読んでくださっている皆さんはご存知でしょうか?



公式サイトはこちら

採用担当者と学生の本音を伝え、採用を人と人の対話にすることを目指すプロジェクト「採用の作り手たち」

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000079.000035321.html

このような採用主導のプレスリリースは、採用を人と人の対話にしたいと願う企業にとって、自己開示から対話を目指す一つのスタイルとして、今後さらに活用されていくものと考えています。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000079.000035321.html


学生にも、企業の人事の方や面接官をされたことがある方にもぜひ見ていただきたいサイトである。

各企業の「公式サイト」をクリックすると、ワンキャリアというサービス上の企業ページに飛ぶ。
「プレスリリース」をクリックすると、PR TIMESで発信されているインターンなどの情報ページに飛ぶ。

採用担当者のインターンシップへの思いも掲載されている。



インターンを選ぶ時、早期選考につながるか・フィードバックがもらえるか・周りの学生のレベルが高いか・社員と直接話せる機会が多いか…..などの基準で考える学生が多いと思う。
私もそうだった。

でも今振り返ってみて思うのは、「本音で向き合ってくれるかどうか」を基準に企業を選んでも良かったのではないかな〜ということだ。

私もそれなりの数面接を受けたわけだが、自分が本当に行きたい会社が、必ずしも自分に合う会社ではないということを実感した。
だからこそ企業と自分がミスマッチを起こさないよう、自分のことは正直に話すべきである。

そして学生が安心して自身のことを開示できるよう、企業側も同じ姿勢を示していくべきである….と私は考えている。



就活をしていて、実際素敵な方にたくさん出会えた。
学生に対して ただただ自分の会社の良いところをお勧めして押し付けるのではなく、自社に入るかに関わらずキャリアの相談に乗ってくれたり、会社の弱みから福利厚生の話まで積極的に開示してくれたり…..
素敵な方はたくさんいらっしゃった。

でもアンケートに見る通り、世の中そんな会社は珍しい方なんだろうなぁとも思う。(私は運が良かったのかもしれない。)
インターンシップの段階から1人1人の学生ときちんと向き合ってくれる企業さんは、例えその企業に入社せずとも 1人の人として私たち学生に向き合ってくれる。そう感じている。
そして何より 聞きづらいこと(特に福利厚生とか)も質問できるような空気をオンラインでも作り出している企業さんの姿勢がとても嬉しかったし、真摯に向き合ってくれているのだと感じていた。




公式サイトの話に戻る。
いくつかの企業さんの情報が掲載されているわけだが、個人的には

日本政策投資銀行さんが掲載されていることに驚いた。
これは偏見だと思いつつ書くわけだが、やはり金融商社メーカー….などは"おかたい"イメージがある。型にハマった志望動機が必要というか、逆質問で変なことを聞いてはいけない空気というか……
この記事を読むと、そんなイメージが少し覆された。
就活生の時に出会っていれば良かったなぁ。



この前もドコモの話を書いたので回し者かと思われそうだが、

ドコモのインターンは心底お勧めしたい内容だった。
業務のリアルさと社員さんのフィードバックの姿勢…..学生がとことん企業のことを知れるよう準備されていたと思う。
何より学生としてというより1人の人間として向き合ってくれている感じもそうだし、成長実感も驚くほど感じられた。

何歳も下の後輩たちにも勧めたいインターンである。



またこのサイトを読んで初めて企業名を知ったのだが、アイグッズ株式会社さんのPR TIMES のページが素敵だった。

上記記事より引用

「ニッチな業界・職種で何をやっているのか具体的に想像ができない」というブラックボックス化した状態を明かすべく、当社の事業やグッズのディレクションという職種、さらに業界の裏側を学生により分かりやすく伝えることが私たちの使命だと考えています。

サイトに書かれている「採用担当者の声」が、本質的な内容すぎて唸ってしまった。





企業がSNSやそれこそnoteで情報開示していることが多くなってきたように感じているが、メディアでの情報発信に加えて 社員の方1人1人の声が重要というか、オープンな姿勢を人事の方だけではなく社内全体に浸透させていくことも大事なんだろうなぁ….と思っている。

特に年功序列型、というか歴史の長い企業ほど若手とベテランの格差を感じるというか、全員が新卒採用というものに対して好意的な態度をとってくれる訳ではないのだなぁということをひしひしと感じる場面も過去にはあった。




採用も就活もそう簡単に変わらないかもしれないし、頭ごなしに「企業が学生を選ぶんだ」「学生は志望動機を作ってくるのが当然でしょ」と言って批判してくる人もいる。

実際この前  #きがえよう就活のことを書いた時、「所詮青山の広告キャンペーンの一種でしょ?」と言われて、本当に悲しみを超えて呆れてしまった。


誰かが社会の"おかしな当たり前"を変えようとアクションを起こそうとしているのに、何も知らずに頭ごなしに批判するなんて、大人がやるべきことではないなと思う。


だからこそ学生のうちに発信しておきたい。
就活に対してアクションを起こそうとしている大人の声を。採用のおかしな部分を変え、個々の学生と向き合おうとしてくださっている方々の声を。



なんなら私のインターン先の企業も先程のサイトに掲載されているし、ワンキャリアの話も何回もしているけれど全くもって回し者ではない。
このnoteを読んで少しでも新卒採用のことを考えてくれる人がいるのであれば、何度でもありがとうと伝えたい。