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市川SC27番は靭帯切れてから毎日noteを書いています。452日目

それでは6/18の日に行われたトレーニングマッチ、vsTOKYO2020とのゲームをフィードバックしていきます。

ゲームは45x2と本番と同じシチュエーション。
前半のスコアは0-1で後半が1-0と結果は1-1でした。
どちらが”いわゆる良いサッカー”をしていたかと問われれば、このゲームを観戦していた人のほとんどはTOKYO2020だと言うと思います。ボクが表現する「良いサッカー」というのは、今年に入って読んでいる「競争闘争理論」から抜粋して「より相手に影響(ネガティブ)を与えていたチーム」という位置づけにしています。自チームの南里監督も毎度言っているけど「相手へダメージを与える」という意味ではウチよりも相手が勝っていたと思います。ウチの失点が1で済んだのは相手がチャンスをかなり逃した場面があったり、逆に攻め込まれ続けていた中でも1点をもぎ取ったのは、足をつりながらゴールまで繋げたウチの若手選手の賜物でもあります。様々な影響がある中で特に後半の終盤の時間帯には「サッカーとはこういうものだ」というのをより感じる試合内容でした。それでは

まだトレーニングにも復帰できず試合を観ていることしか出来ない人間だからこそ、感じたこと。を書いていきます。

僕ら市川SCは関東昇格という目標に向かって日々トレーニングを積んでいるわけですが、トレーニング中は年齢関係なく物凄く厳しい要求をお互いがしている環境です。殴り合いとまではいかないが、ケンカすることも当然あるし、激しいプレーも増えるので自チームのトレーニング中であっても怪我人も増えたりしています。
そういった環境である以上、当然疲労やストレスも日々蓄積されていくのです。個人差はあれど、人間である以上みんなこれに関しては同じだと思います。なのでトレーニングマッチ中にも選手同士もそうだし、監督からも高い要求をされるのは自然なことです。

このゲームでも味方へ厳しく要求する場面はたくさんありました。もちろんみんな、「今のままじゃ勝てない」「もっとしっかりやらなければ」など強い思いがあるからこそです。

ただボクは思います。それだけじゃダメだ。

今、市川SCに絶対的に必要な要素は下記の2つなのではと感じています。

一つ目は、「ポジティブな声掛け」です。
ただ、この思考に関していえば普段から厳しい要求をしているチームであれば「甘え」と思われがちです。必要なのは要するに「声掛けの質、タイミング」だと思っています。サッカーは闘争のスポーツであるため、プレーヤーの心情は表情や発言に、とてもわかりやすく表れます。
厳しい要求をする反面、前向きなコーチングや声掛けのあった場面も実際にありましが、それが少なすぎた印象が残っています。
これは中々難しいテーマでもあります。高い要求をすればするほど、される側の心には多少なりとも影響があり、ブレる瞬間があります。するとなかなか理想のパフォーマンスを披露するのは難しくなります。サッカーにおいてそれは当然のことなのですが、これはメンタルの強弱はほぼ関係なくその瞬間で作用されるので「認知や判断」にも影響してきます。よって、自分がいくら「要求に応えなければ・・・」と思ったところで、相手がいて、味方いて、ボールがあるわけですから、余計にパニックになるのです。特にまだ経験の浅い若手にとってこういった状況は酷です。で、若手がこういった場面を乗り越えるには本人の気持ちの強さはを前提としても、経験のある選手が「前向きになれるような声掛け」は間違いなく必要だとボクは感じます。これは以前ボクが書いた「16歳に感謝された話」とちょっと似ているかもしれません。その前向きな一言が、その瞬間に味方を鼓舞させたり、救いの一手になることも間違いなくあるのだと。確信しています。
ただ、このゲームに関していえば試合に出ていた市川SCの若手たちのパフォーマンスは厳しいものだったのは事実です。「さすがにそれだと、他の選手はストレスたまるぞ。。」というプレーが目立っていました。そこに関していえば、すべてを経験のある選手が尻ぬぐい、カバーすることは難しい。それは個人の力でどうにかしなければいけないのです。個人が持つ力で状況を打破するのではなく、「味方も相手も利用しながら」という意味です。

最終的に1点をもぎ取ってドローに持ち込めたのは、前述した通り、ひとりの若手選手がゴール前で粘りを見せたからです。このゴールには感動しました。この選手は90分間を通してそこまで良いパフォーマンスでは無かったと思うのです。あくまでボクの感想ですが、1点取った意外のプレーは、自身でも納得していないのではと思っています。
それでも足をつりながら1点取るという大きな仕事をしたことは間違いなく財産になるのです。ゲーム中にも彼には厳しい要求が続いていたし精神的にもきつかったと思うんです。ボクもたしかに「もう少しこうした方が良い」と彼に感じた場面がありました。そういった中でも、サッカーにおいて大前提ともいえる「走力」や「闘争心」「ひたむきさ」が彼を後押ししたのでは今では感じます。

前向きな言葉によって、味方の心を前向きにさせる必要があるが。
それに甘んじないこと。
この塩梅がもっとチームに循環するべきなのかなとも思います。

2つ目は「冷静に観ること」です。
試合後、ベテランのシェイさんに「今日の相手のシステム、なんだったかわかる?」と聞かれたのですが、ボクはすぐに答えられませんでした。前述にもあるとおり、ボクは理屈ではない場面ばかり気にしてゲームを見てしまっていたことが質問に答えられなった理由です。絞り出して答えてみたけど「違う」とあしらわれました。
実際、後半から左SB出たシェイさんが攻撃の起点になっている場面は多かった。なぜ自分が攻撃のキッカケになっていたかを「理屈」で説明してくれました。シェイさんは前半のうちに相手のシステムを理解し、後半に備えていたのです。ボクはこういうのが本当に苦手なのでシェイさんから本当に多くのことを学ばせてもらっています。(本当はそれじゃダメ)
思えば、試合中に「相手のシステムがこうだから」という見方をして、プレーを変化していた選手は市川SCの中では数人だったと思います。普段のトレーニングから「相手がこういう風に来ているから、ここが開く、ここにパスを通せる」というのを常に落とし込みながらプレーしていても、いざ試合に入るとなかなか冷静に、いま何が起きているか、どうするべきか、というのを考えるのは難しいのです。失礼なのを承知で言いますがシェイさんはスピードのある選手ではないです。ただそれを補うためのプレー判断はお手本になるし、僕もこれから身につけなければいけない能力だと改めて感じました。ボクが試合で冷静に観ようとしているのはせいぜい「味方、敵を含めた調子の良さそうな選手、悪そうな選手」や「相手のウィークポイント」くらいだったので、もっとレベルアップしていきたいところです。

これら2つのテーマをまとめて、

・高い要求は必要だが、同じくらいポジティブな声掛けも必要である

・上手くいっていないときこそ、ひたむきな姿勢や闘争心を持つ 

・冷静に観て、理屈を持って判断すること


この3つが急務なのかなと思っています。
どれも当たり前のことですが、全体に馴染んていないな、と感じたのが今回のゲームでした。ただこれらが出来たところで簡単には結果が出ないのが勝負の世界。これが間違っている可能性も当然あります。だけど自信を持って言えます。その理由を最後に述べます。

市川SCのゲーム後、同じ会場でボクの古巣であるHBO東京の公式戦があったんです。監督、選手、スタッフも知り合いだったので挨拶も兼ねて最後まで観戦しました。
結果は2-1でHBO東京の勝利。0-1で前半を折り返し、後半に2得点して逆転勝ちという展開でした。

どうしてもウチのトレーニングマッチと比較してしまいました。

ウチはTOKYO2020に勝ちきれなかった
HBOは勝ち切った

この差はなんだろう、と。

正直言って試合中に感じていたことは、上記で示したモノです。

HBOは最後の最後まで、全員がひたむきにプレーしていたし前向きでした。それは後ろからの声もそうだし、ベンチからもずっとポジティブな声が飛んでいました。特にベテランのGKの選手はベンチからずっとピッチに向かってコーチングしていました。試合内容も、HBOが試合の終盤まではずっと攻め続けていて、ビッグチャンスをモノにできずにスコアが動いていない状態でした。それでも攻め続けて勝ち切った。実際は5-1くらいでも良かったような内容ですが、こういうのはサッカーの試合においてよくあることです。それでもHBOは諦めずに攻め続けた。全員がピッチ内でお互いを鼓舞しながら。

だから2-1で勝てた。

と、簡潔するには至らないけど、実際に小さいな積み重ねによって、大きな影響を相手に与えたのは事実だと思います。

今日の市川SCはどうだったろうか。
味方のために本気でハードワークした選手は何人いただろうか。
みんな高い要求をし続けて、要求に応えられなくて、イラついたまま終わってなかったか。

実際に市川SCのほとんどの選手がイラついていました。
ベンチで見ていたボクでさえ「うーん」と思ったくらいなのでピッチに立っていた選手たちは余計だと思います。
それでも試合後にそれを引きづったり、嫌な雰囲気になったりしないのは市川SCに強みです。そこは普通の社会人チームと違うところだと思ってます。

ただ、そんな古巣の試合を観て、正直言って今日の試合だけで言えば「市川SCよりもHBO東京の方が強かった」と感じたのです。それくらいの衝撃でした。見習うべきものがある。HBOの試合後に少し話させてもらったけど、HBOの選手たちにはそう伝えました。良い試合を観れた、ありがとうと。

そんな感じです。
こんなことを書いているボクだって、もしかしたら市川SCにとっては毒な存在である可能性もあるのです。もしそうなったら、そういう時がきたら受け入れる覚悟もある。それを監督や代表に判断してもらえば良いだけなのです。ちょうど来週にチーム内で重要なミーティングがあるので、そこでまた団結力を深めていきます。

長文になりましたが、読んでいただきありがとうございました。


ひとつよしなに。

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みのってぃ。

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