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なんでもできる「クズ」


小さいときって、憧れの先輩とか先生はいましたか?


お兄ちゃんお姉ちゃんとか家庭教師の大学生のお兄さんとか。


少し年上なんだけど僕たちわたしたちに合わせて、目線を落として話しをしてくれる人だったんじゃないでしょうか。


褒められると口元がゆるんでしまうくらい嬉しくて、幼いながらに、持てるセンスを全部使ってお絵描きをしたりね。


わたしは小さいときよりも大人になってからの方が、誰かに憧れることが多くなったような気がします。


ありがたいことに、周りには少し大人で先輩で、素敵な方が多いです。


そんな中でも、「あー!この人みたいになりたい!」というような人って、実はThe完璧な人じゃないんです。


表面的に見るとなんでもできるハイスペックホルダーなんですが、ふとした瞬間、ちょっと「クズ」。


「クズ」ってちょっと乱暴な言い方ですけど、わたしの中では良い意味もあって。


毒々しい部分を持ってるということなんです。


みんなから「すごいね、かっこいいね」とか「優しいよね」と評価されるような人が毒を吐くのって、譲れないこだわりを守っている時だと思うんです。


例えば、なんだろうなぁ。この前ハマオカモトさんが対談でお話ししていたことを挙げると・・・


「僕はファミレスのメニューはちゃんと読み上げたいんです。だってそちらが一生懸命考えて提案したものでしょ。でもね、“ふんわり卵の季節野菜のオムライス”ください。って注文したら、厨房で“オム1!”って言ったんですよ。お前ら側の提案だろ!って思って。常に怒ってるんです。」


ハマオカモトさんに関してはいつも怒ってる、怒りんぼさんらしいのですが(笑)


全然共感できないような着眼点でちゃんと毒舌を吐けるって面白いし愛おしいし、なんかすごいこだわりを感じるじゃないですか。


それがもうちょっとヘビーな内容に対する不満や怒りでも。小さいことでも。


みんなからちゃんと褒められるような人がこだわってしまうということは、その人のルーツやモチベーションになっていることかもしれません。


だからわたしは、「うわっ、この人、実は結構クズだわ(笑)」と思ってしまう部分があると、好感度も上がるし後々リスペクトも大きくなります。


そして、ついツッコミを入れたくなってその毒についてのお話を深堀してライフストーリーを聞いてしまうんです。


話してるうちにだんだんケラケラ笑いあってしまうので、

「あぁ、やっぱり大事なものを守ってたんですね。」

かっこいいなぁと憧れてしまうんです。


だから、わたしがなりたい人は、なんでもできる「クズ」


でも・・・やっぱり「クズ」はちょっと失礼だな(笑)


そんなわたしのライフワークはこちら。よかったらチェックしてみてくださいね。


Live, Love, Laugh, and Be...HAPPY.

2019.09.19
Mineko Koyama

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