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今回は、アメリカ大学受験に必須な課外活動です。日本の大学入試と異なり、アメリカの大学受験では、課外活動を何をしていたかを提出する必要があります。これがかなり大事です。

安心してください。全員の受験生が、すごくユニークな課外活動を持っているわけではありません。ある程度、課外活動にも合格するパターンがあります。今回は、アメリカ大学受験で、どのような課外活動が合格しやすいかを、Common App(アメリカの願書受付センター)のデータから分析してみましょう！

願書に記載する際の注意点

まず嘘はやめましょう。必ずバレます。向こうは入試のプロなので、面接や書き方を通して、嘘の課外活動は絶対にバレますので、事実だけを記載するようにしましょう。

特別な課外活動は必要なく、日本の受験生なら部活に在籍していた期間や時間を正確に記載する方が良いでしょう。

できるだけ正直に、正確に書くのが一番です。まず、クラブが活動していた学年の週数を数えます。面倒に感じるかもしれませんが、これは重要なことです。できるだけ実際の活動に近い、現実的な時間数を報告するようにしましょう。ちなみに文字数が150文字の制限があることが多いので、具体的、かつ端的に課外活動を述べるのが良いです。

では早速、アメリカ大学受験でで合格しやすい課外活動を見ていきましょう。

1 - ボランティア活動

ボランティア活動とは、基本的に無報酬の奉仕活動のことです。参加したグループ、学校のクラブ、信仰に基づくプロジェクト、他者や世界に奉仕するあらゆる種類の組織など、さまざまな形態が考えられます。
 
あなたが地域社会や世界にどのような貢献をしているのか、どこでどのような貢献をしているのかを広く考え、それを「活動」の欄で紹介することを検討しましょう。社会奉仕活動は、あなたが無私無欲で貢献しようとする大義に情熱を持って取り組んでいることを明確にするため、入学審査委員会にアピールすることができます。

(例)  ボランティア家庭教師、NYC Caresにて

申告時間： 週2時間、年間16週間
内容 ：恵まれない子供たちに宿題や勉強の手伝いをした。ある少女のCがAになるまで一緒に勉強した。私は「頼れる」メンターであることが大好きです。

このエントリーは、少ない言葉で多くの情報を提供している点で特に効果的です。具体的に言うと、この記入欄は、チャリティ団体と申請者の役割の両方について具体的な詳細を伝えているため、質が高いのです。入学審査委員会は、チャリティーの名前（NYC Cares）から、その学生が率先して自分の住む街のコミュニティーの支援活動に参加していることを知るでしょう。
 
同様に、「宿題や勉強の手伝いをした」というような仕事内容の説明は、参加者がどのように時間を過ごしたかについての具体的な情報を与えます。一方、「"頼りになる "メンター」であるという言及は、この応募者がNYCケアズ・コミュニティの貴重なメンバーとして名を馳せていることを、入学審査官に示している。

さらに、このエントリーでは、チャリティに対する申請者の個人的、感情的な投資が印象的に示されている。生徒の成績がCからAへと向上するのを見守るというディテールは、応募者が行った奉仕活動を数値化すると同時に、応募者の仕事に対する感情的な投資を示している。

2- 芸術的な課外活動

芸術的課外活動とは、学校外で参加するあらゆる創造的な芸術を指します。ここでは、あなたの創造力、想像力、芸術へのコミットメントをアピールしましょう。これによって、入学審査委員会はあなたにとって芸術がどれほど重要であるか、またスキルを磨くためにどれだけの時間を費やしているかを理解することができます。

(例 )パフォーミング・アーツ

コーラスと選抜コーラス
申告した時間：週2.5時間、年間34週間
活動内容 ：今年のクリスマスコンサートで、唯一のソロ全曲を歌うことになった。
 
分析 この例では、応募者は150字の情報欄だけでなく、トピックのタイトルも使って、目の前の活動についてできるだけ多くの情報を伝えています。申請者が参加する両方のコーラスが、同じ活動見出しの下にリストアップされていることに注目してください。別々に記載するのは気が引けるので、これは賢明な方法です。
 
申請者が2つの別々のアンサンブルに参加していることを区別することは、記載されている時間的なコミットメントを理解する上で重要ですが、150語の要約が同じように聞こえる可能性が高いため、これらの活動を2つの活動枠で説明する必要はありません。
 

学業以外の課外活動 対象となるもの

学業課外活動とは、数学、科学、歴史、英語に沿った活動のことです。クイズ・ボウル、ディベート・チーム、ロボティクス・クラブなどです。また、あまり体系化されていない活動でも、アカデミックな側面がある場合もあります。

3 - STEM活動

STEM教育とは、"science, technology, engineering and mathematics" すなわち科学・技術・工学・数学の教育分野を総称する語です。

(例) 数学チーム

トピックのタイトル 数学チーム
宣言された時間コミットメント 週1時間、年間16週間
説明 ：3年生の時、AMC12の大会で学校1位になりました。
 
分析 アクティビティ欄のすべての項目が150語の制限を満たす必要はない。例えば、この項目はアクティビティに関する重要な情報をわずか15語で伝えている。それでも、詳細や数値化できる情報がぎっしり詰まっている。簡潔であることは重要ですが、字数を減らすために情報を隠すべきではありません。
 

4 -リーダーシップ経験： カバーする内容

高校3年生の時に、自分の所属する部活の代表に選ばれたなら、そういう経験を書きましょう。チームのキャプテンや生徒会長に選ばれたり、関心のある団体で後輩の役員を務めたりしたこともあるでしょう。どのようなものであれ、リーダーシップの経験はCommon Appに記載するのに最適なものです。

(例)勉強会・リーダー

トピックのタイトル 勉強会・リーダー
宣言した時間的コミットメント 週1時間、年間30週間
内容：学年で9人の上級生が下級生の勉強会リーダーとして選ばれる。毎週集まり、お互いのスピーチを批評し合い、小グループでのディスカッションの仲裁を学ぶ。

リーダーシップの経験は、願書で強いプラス材料として 目立つので、たとえあなたがこの学生より拘束時間が短 かったとしても、願書の他の部分にリーダーシップの 経験が書かれていない場合は、それを含めることを考 えましょう。この生徒がしたように、自分の情報を簡潔明瞭に伝えたいと思うでしょうが、十分な詳細を含めるようにしましょう。

5 - 個人的な情熱 対象となるもの

この見出しは、多くの場合、高校への投資、競争への欲求、チームへの愛情を超えた活動をカバーします。個人的な情熱とは、自分が好きだから追求し、長期的にコミットする活動のことです。下の例では、ある楽器に10年以上打ち込むことを指しているが、授業やクラブ活動とは関係なく短編小説を書いたり、余暇にコーディング言語を学んだり、叔父と一緒にさまざまなレシピ本を読みながら料理をしたりすることでもある。
 
これらの活動の特徴は、孤独であること、時間的な制約があること、あるいは何年にもわたって打ち込んでいることである。もしあなたが純粋に何かに熱中していて、それが他のどのカテゴリーにも当てはまらない場合でも、あなたがどんな人間なのか、何があなたにとって重要なのかを知る貴重な洞察を与えてくれるでしょう。

(例)音楽

トピック: ピアノ
宣言した時間コミットメント: 週3時間、年間40週間
説明 : 幼稚園の頃からピアノを習い、発表会に出演しています。現在はベートーヴェンの作品2のソナタ第1番ヘ短調に取り組んでいます。

あなたが現在取り組んでいる音楽の曲名や、それと機能的に等価な他の活動の詳細を挙げることで、入試委員会が、あなたが今論じている活動をしているところを実際にイメージしやすくなります。また、あなたがこの活動にどのように取り組んでいるかを入試担当者に示すことにもなります。

課外活動リストは合格の可能性にどの程度影響しますか？

課外活動への参加は、入試担当者が考慮する主な要素の1つです。ただ今日紹介したように、全ての学生が凄い経験を持っているわけではありません。数学オリンピック、3年以上のボランティア、独自の研究、それを持っている生徒は極わずかです。

どちらかといえば、自分の高校の部活であっても、自分の経験を客観的に説明し、それが今の自分を形作っている要素であることを示せればマイナスにはなりません。

ただミニスタッドでは、中学生からアメリカ大学受験を意識させることで、中学生からユニークな経験を積むことを推奨していますし、塾でインターンなどの斡旋をしています。日本のみならず、アメリカ大学受験も選択肢にされたい方は、ぜひミニスタッドに気軽にお問い合わせください。

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