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海外の大学入試評価はどのようにされる?

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毎年、何百万人もの学生が「送信」をクリックし、完成した大学入学願書を全米の大学に送っています。しかし、これらのデジタル願書が大学に届いた後はどうなるのでしょうか

評価プロセスがどのように行われるのか、大学進学を検討中の方なら、入試委員会が各願書に限られ時間を使って評価をしているというおおまかなことはご存知ですよね。Business Insiderの記事によると、ブラウン大学では入試評価担当者が1時間に5通の願書を審査することを想定していたといいます。

今回は、大学の入試委員会による願書の評価プロセスはどのようなものなのか紹介します。それを踏まえたうえで、出願書類の作成のコツも詳しくまとめているので海外の大学へ進学を検討しているみなさんは要チェックです!

みなさんの願書が受ける注目を最大限にする方法を学びましょう。

「誰」が願書を読むのか?

学校の願書を処理する入試担当者は、しばしば入学委員会と呼ばれます。入試委員会は集団で、当該校への入学を許可するか、拒否するか、補欠リストに載せるかを決定しています。

たいていの場合、入試委員会は特定の地域からの学生の出願書類を審査します。みなさんが日本に住んでいる場合、みなさんの願書を読む担当官は、他の日本在住者の願書も審査する可能性が高いでしょう。

この方法だと、それぞれの入試委員会は、特定の高校やその地域での課外活動の機会などに詳しくなるため、特定の地域での課外活動に精通し、妥当な評価をすることができるようになります。

入試委員会はどんな経歴の人たち?

入試委員会担当者の経歴は様々です。しかし、多くは、その大学の新卒で入試委員会のアシスタントとして働いた後、正社員になっています。しかし、学外から採用される入試委員会担当者もいます。学校は、入試委員会候補者が特定の地域とのつながりがある、またはその地域についての知識があるということを基に、外部採用を行うことがよくあります。

さらに大学は、経歴、所在地、経験などに基づいて入試委員会担当者を採用します。大学は多様な入試委員会担当者を集めようとしますが、文系学部の卒業生が過剰に採用されることが多いです。典型的な委員会は、数年のベテランと、年ごとに変わる若い担当者で構成されています。

入試委員会担当者は非常に多様であることが多いのですが、名門大学の入試委員会担当者は、一般的に平均的な米国市民よりも左翼(より平等な社会を目指すための社会変革を支持する層)の人が多い傾向にあります。だからといって、入試委員会の政治的嗜好に合わせたエッセイや出願情報を作成する必要はありません

第一に、特定の入試委員会担当者が左寄りかどうかを知る術はありません。そして第二に、大学は幅広い経歴と興味を持つ新入生を集めようとしています。

そのことを念頭に置いて、正直に書くと同時に、特定の話題の政治問題は完全に避けるべきでしょう。政治問題や世界的な問題について書くようにとの指示がある場合は、羽目を外しにくいものを選び、比較的中立的な立場で意見を述べるようにしましょう。たとえ入試委員会担当者がみなさんの意見に同意していたとしても、暴言のようなものを読めば、みなさんが大学入学の適性があるかどうかよりも、その政治問題について考えるようになるかもしれません。

願書を書く際には、みなさんの願書を読む入試委員会担当者は、得体の知れない誰かであることを肝に銘じましょう。学歴や職歴だけでなく、ユーモアのセンスや個人的な感性もそれぞれ全く違うのです。そのため、言葉や口調を慎重に選ぶことは、内容と同じくらい重要です。

みなさん自身や、友人には意味のある軽妙なコメントやジョークでも、見ず知らずの相手には同じようなインパクトを与えるとは限りません。自身の個性をアピールしながらも、敬意と丁重さが感じられるトーンを維持することで、意図せず不快感を与えるリスクを冒すことなく、みなさんの願書が広く受け入れられるようにすることができます。


入試委員会による評価プロセスはどのように行われる?


評価プロセスは大学により異なりますが、ほとんどの大学は願書を読む際にいくつかの基本的な手順を踏みます。一般的に、入試委員会は、まず学生の出願書類を1~2分読み、学業上の資質を評価します。成績やテストのスコアが一定の基準に満たない出願書類は、通常、ほぼ確実に不合格とされます。

入試担当者は、大学独自の方法でGPAとテストの点数を組み合わせて、学力指数(AI)と呼ばれる単一の数値にします。みなさんはGPAを上げたり、SATやACTの点数を上げたりすれ ば、一律にこの学力指数AIを増やすことができます。

生徒が学校の学業基準を満たしていれば、入試委員会担当者は小論文や課外活動のプロフィールを含む残りの出願書類一式を審査します。担当者は1つの願書あたり平均4~10 分かけて評価をし、点数をつけます。

少なくとも1人の担当者が各願書を採点しますが、選抜制の大学では3、4人の読者が1つの願書を採点することもあります。大学によって採点方法は異なりますが、ほとんどの入試委員会は、この段階で学生を4つのカテゴリーに分けます。

Bucket I:合格の可能性が高い
BucketⅡ: どっちつかず
Bucket III:不合格の可能性が高い
Bucket  IV:ほぼ確実に不合格


ほとんどの場合、学校の学力基準を満たせなかった学生は、即座にBucket IVに振り分けられます。委員会はBucket IまたはBucket IVを脇に置き、おそらくIとIIを評価し終わった後、まだ定員に空きがある場合にのみIIIまたはIVに戻ります。満場一致で優秀な成績を収めた生徒は、通常Bucket Iに入れられ、合格が決まります。

残るはBucket II、つまり "補欠"です。これらの志願者は通常、追加評価を受けます。補欠の学生の2回目の評価担当者が、1回目の担当者から受けた点数と劇的に異なる点数をつけた場合、その出願書類はさらに検討するために、より大きな入試委員会(または委員会の大きなサブグループ)に回されることがあります。その審査と議論に基づき、合格となる受験生もいれば、不合格となる受験生もいます。

大学入試における大事な要因とは?


最後に、入試委員会は、受け入れを決定した学生グループを検討し、そのクラスが学校の目標に全体的に合致しているかを判断しようとします。

これには、入学を許可された生徒のうち、入学をすると考えられる生徒数(入学予定者数)を検討することも含まれます。

委員会はまた、次のような的を絞った質問をすることもあります。
「コンピューターサイエンスに関心のある女性志願者は十分いるか」、「クラリネット奏者は十分いるか」
このような分析により学校は、新入生となる生徒が、学問的関心、経歴、その他の要素において、バランスの取れたクラスになるかどうかを判断しています。

例えば、入学審査委員会が、音楽専攻の学生が少ないクラスであることに気づいた場合、GPAが劣るために当初Bucket IIIに入れられた才能あるピアノ奏者を受け入れるかもしれません。

入試委員会は、Bucket IIIでニーズを満たす候補者を見つけられな かった場合、Bucket IVに入り、合格者を補充することがあります。しかし、これは非常にまれなケースで、通常1500人以上のクラスに対して、Bucket IVの学生を4、5人しか受け入れていません。


入試プロセスは学校によってどのくらい違う?

入学審査プロセスは、学校の規模と選抜性という2つの主な変数によって異なります。

志望校リストの合格率、学生数、志願者数を調べることで、志望校がどのような入試モデル(後述) を採用するかを見極めることができます。

毎年何万人もの志願者を受け入れている大規模校は、出願書類の審査にあまり時間をかけない傾向があります。大きな大学の中には、出願者の学業プロフィールを審査するために、アルゴリズムやコンピューター・ プログラムを採用しているところもあります。このような大学では、入試担当者はこのアルゴリズムによる学力審査を通過した学生の課外活動プロファイルと小論文のみを審査します。

規模の大小にかかわらず、合格率の高い大学は、多くの志願者(最大80%)を、学業と課外活動のプロフィールだけに基づいて、Bucket I(合格する可能性が高い)またはBucket IV(不合格になる可能性が高い)のいずれかに前もって振り分けることが多いです。

一方、難関大学は、学業だけでは学生を受け入れません。出願者のテストの点数や成績は、最初の学業審査を通過するのに役立ちますが、だからと言って合格につながる訳ではないです。足切りとして使っています。

大学入試に合格するために大事なこと。

1.バランスの取れた出願書類を作成する。

大学入試では、バランスのとれた出願書類を作成することが極めて重要です。これは、学業での優秀さだけでなく、リーダーシップ、課外活動、個人的な興味などを示すことを意味します。均整のとれた経歴は、みなさんが大学に多方面で貢献できることを入試委員会担当者に示すものです。

スポーツ、芸術、社会奉仕活動、その他の分野を問わず、あなた独自のスキルや情熱をアピールすることが目標です。キャンパス・コミュニティに貢献できる総合的な学生としての可能性を示すことで、出願書類の多様性をアピールし、学業優秀な多くの学生の中からみなさんを際立たせることができます。

2.目標校、安全校、リーチ校全てに出願する

学業成績が入学者の平均より良ければ、安全校に入学できる可能性が高くなります。

安全な学校だけでなく、みなさんのプロフィールが平均的な入学者と似ていて、合格の可能性が高い学校に出願しましょう。

みなさんの資格が平均以下であっても、志望校(リーチ校) に合格する可能性はあります。できるだけ多くの大学に出願すれば、合格の可能性は高まります。そうでなければ入学できないような学校に入学できる可能性さえあります。

3.信頼性と情熱をアピールする

厳しい入試環境における最大の強みは、信頼性と熱意かもしれません。学力だけでなく、自分の興味や野心に熱中している学生は、大学から求められています。

願書は、みなさんの目標、苦悩、情熱を含め、あなた自身を正真正銘に表現したものでなければなりません。自分の特性を大いに表した願書の文章は、入試当局がみなさんをよりよく知るのに役立ちます。


4.標準テスト(SAT)に備えよう、しかし視野を広く持とう

標準学力試験の結果は、出願書類の一要素にすぎないとはいえ、入試委員会にとってはかなり重要な意味を持つのが普通です。ACTやSATなどの試験のために一生懸命勉強することは大切です。しかし、これらの試験を受ける際には、物事を前向きに考えることも大切です。

合格しよう!

大学の入試プロセスでは、誰が自分の願書を読むのか、どれだけ優秀な学生が出願するかなど、自分ではコントロールできない要因がたくさんあります。

その中で合格を掴むためにはより良い学業成績、願書作成などやるべきことがたくさんあります。

海外大学進学塾ミニスタッドでは、専門講師の指導により、みなさんの志望校合格をお手伝いします。気になった方はぜひ、ミニスタッドへお越しください!

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