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”生き方を残す”ということ


最近、松下幸之助の本を読んだ。

この本を選んだ理由は、タイトルに惹かれたということはもちろんあるが、
むしろ尊敬する方たちの口から松下幸之助というワードを頻繁に耳にしていたからだった。

「凄い人が凄いと言っている。だから知りたい。」


私の学習欲の動機などそのくらいのものだ。

このような類の本を自己啓発本とまとめればそこまでだが、私はそうは思わない。
これは、”松下幸之助”という偉人の生き方が記された自伝だ
そう思って読んだ。


振り返れば、
今やたくさん読んでいるこのような本を読むようになったのは、
20歳を超えてからで昔は自伝のような本が大嫌いだった。

幼いながらにませていて生意気だった私は、

”昔の人から学ぶことなどない”

などと思っていたように思う。

だから義務教育において、
歴史を学ぶことは何の役に立つのか最も分からなかった教科でもあった。

これからの時代はどんどん進化していくのに過去を学んで何になるのだろうと。
過ぎてしまった事実よりもこれからを生きる上でのエッセンスを教えてほしい
そう強く思っていた。


だけど年を重ねるごとにあらゆる出来事を経験して
歴史は繰り返されるということに気がつく。

そして、後世へ伝えられる人というのは
良かれ悪しかれ何か実績を残した人はもちろん、

生き方を残した人なのだと悟る。
考えれば考えるほど奥は深い。


だから今は、
歴史を学ぶことこそ
これからを生きる上で最も役に立つのではないか

そう思う。


と、こんな風に思ったのは後付けではあるが
自然と、最近の私は、これまでを生きた偉人の生き方に関心が強い。
そして会える範囲に入れば大金を叩いて会いに行き教えを乞う。
故人であればなかなか手に入らない本探しをしては読み漁る。


”無性に自己投資をして学びたい”と思い行動をする根本は、

”生き方のヒントを知りたい”
欲なのだと気づく。


生きるって本当に難しい。

だからこそ
過去を知り偉人を知り生き方を学ぶ。
そして自分なりのオリジナルを創り生き方を残す。
もちろんそれは”良い意味で”でありたい。


そんな遠くも近しい未来に向けて
これからも偉人に教えを乞おう。

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