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LAST MONTH Episode7

<今回の主人公について>
2023年入社。商学部、経営流通学科卒業。
入社後、営業本部(ITソリューション)として九州に配属。
まっすぐな姿勢と性格が魅力的。
なりたい社会人像を英単語1つで表すというお題で、「Mt.Fuji」と答え、活火山のように熱く、そして感動を与える人になりたいと言っていた。

4年の冬、君と別れ。改めて気が付いた大事なこと

今日は飲み会、明日は朝から友達とレジャー施設に行ってまた飲み会。明後日からは韓国旅行に行って、卒業式があって今度は山梨旅行…。

入社一カ月前、大学生活を悔いのないものにするために、私は頭がおかしくなったかのように友達と遊んでいた。家には風呂と睡眠をとるためだけに帰っていた。大学生活最後くらいは毎日忙しく遊んで過ごしたい!という気持ちから、飲み会の後であっても構わず予定を詰めて遊んでいた。こう聞くと、私に対して「遊び」「友達」というイメージを強く持たれるかもしれないが、数か月前の自分は今とは少し違ったものだった。

大学4年のクリスマス前、人生で初めて付き合った彼女と別れた。

大学2年からそれまで2年間付き合っていた。当時は、友達よりも家族よりも彼女を優先していた。友達との約束があっても、彼女と会う時間が出来そうであれば、友人の約束を断ることもあった。ポジティブに言うと「一途」だった。次第に誘われる遊びの数も減り、「誘っても来ないでしょ」「地元を捨てた男」とまで言われていた。

そうした中で、ある喧嘩をきっかけに二人の関係が悪化していった。好きとか嫌いとかでは別れを決められないくらい、思い出や情がつのり、すぐに決断することができなかった。その時に支えとなってくれたのが「友達」だった。相談に乗ってもらい、時に泣き、励ましてくれた。

そして彼女と別れた。

学生最後のクリスマスは家族と過ごした。
クリスマスはそもそも恋人と過ごすのではなく家族と過ごす日だ。だから、大体の日本人は間違っている。うん、そうだ。家族と過ごすクリスマスは最高だ!と自分に言い聞かせた。

その後、卒業まで残り数か月、彼女優先だった自分と遊んでくれる友達なんていないと思っていたし、自分が今まで遊びを断ってきたから、自分を誘ってくれる人なんているはずがない、そう思い込んでいた。

だが、実際は違った。私の周りには、本当に多くの素晴らしい友達がいた。温泉に行き、飲み回り、ドライブ、デイキャンプ、山登り、麻雀…とにかく遊びを通じて語り合った。そうやって一緒になんでも楽しめる、素晴らしい「友達」が自分のそばにはいるんだと気が付いて感動した。

そうして過ごしていた際に、
「今の君のほうが君らしい」そう言われることが急に増えた。
”恋は盲目だ”と言われるが自身がそうであったと痛感した言葉であった。
友達との時間もかけがえのないことであること、そして大事にしないといけない人間関係をおろそかにしてはいけないことに、この経験を通じ気が付くことができた。

これから私は、一点にフォーカスするのではなく、色々な人の考えや思いに目を向けていくことが自分を成長させるうえで大事なことなのだと心にとめるだけでなく、変化を恐れず、人生は一回きりなのだから色々な学びを得ていこう。そう学生最後に誓った。

社会人5日目。まだまだ分からないことだらけで、不安もある。だが、私には同期がいて、新しい出会いもある。だから、不安もあるが期待もある。私はひとりじゃない。仲間や同期、色々な人とたくさんコミュニケーションをとり、新しい考えや新たな発見をして、自分を磨き、立派な社会人になる。そして、感謝の言葉も忘れずに日々楽しみたいと思う。

最後に
 私と出会ってくれたすべての人に「ありがとう」
 私とこれから出会う人に「よろしく」

みんなにも読んでほしいですか?

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