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「ひこうき雲」に心を奪われて

最近、”ある歌”
心を奪われています。

その”ある歌”とは、
松任谷まつとうや由実さんの「ひこうき雲」です。


松任谷まつとうや由実ゆみ
 ‐プロフィール‐

 「ユーミン」の愛称で知られる
 日本を代表する
 女性シンガーソングライター。

 CM、ドラマ、映画など
 タイアップ曲は数知れず。

 2013年、紫綬褒章を受賞。

 2022年は「50周年」という
 節目の時期を迎えた。

 まさに昭和、平成、令和を渡り
 多くの世代に愛されている
 稀代の女性シンガーです。


松任谷まつとうや由実さんの「ひこうき雲」は、
ジブリ映画「風立ちぬ」の主題歌
としても有名です。




✔想いをせる理由

わたしがどうして
「ひこうき雲」に魅了されたのか。

もちろん、曲そのものは
メロディー、テンポ、歌詞と
全てにおいて魅力にあふれています。

そらに~ あこがれて~
 そらを~ かけていく~

あのころ~ いのちは~
 ひこう~き ぐも~


ついつい口ずさんでしまうほど
熱中する言葉の力強さと心地よさ。

一度、聞いたら耳から離れません。

また、歌詞に注目すれば
人の生き様について
多くの気づきを与えてくれます。


一部、歌詞より抜粋します。

「ひこうき雲」

 誰も気づかす ただひとり
 あの子は昇っていく
 何もおそれない、そして舞い上がる

 ーーーーーーーーーーー

 高いあの窓で あの子は死ぬ前も
 空を見ていたの 今はわからない
 ほかの人には わからない

 あまりに若すぎたと ただ思うだけ
 けれど しあわせ

 ーーーーーーーーーーー

 空に憧れて
 空にかけてゆく
 あの子の命はひこうき雲

とくに印象的な言葉は、
「あの子の命はひこうき雲」
という一節です。

「ひこうき雲」を見かけた方は
ご存知かと思いますが、
空高く一直線に
白い線が大空をいろどります。

しかし、時間がたつと「ひこうき雲」は
かすれていき、最後は消えていきます。

力強い高揚感と同時に
はかなく存在し続けるもの
と印象を受けます。


こういった…
人のはかなさを伝える曲の背景には、
松任谷まつとうや由実さんの
同級生の死がモチーフとされています。

「人の人生は、
 あっとい間に通りすぎるもの」
 
「けれども、
 日々を一生懸命に生きるならば
 そこに後悔は生まれない」

同級生の死は、松任谷まつとうや由実さんに
「生きるとは何か」を切実に考えさせる
キッカケになったのだと思います。

だからこそ、
ここまで人を魅力する歌詞は生まれ
時を超えて語りつがれていくのでしょう。



✔1985年生まれの教訓

わたしにとって「ひこうき雲」と聞くと、
ある事故を思い出します。

1985年生まれのわたしだからこそ、
のちに強く印象に残った事故です。

それは
「日本航空123便 墜落事故」です。

上記の事故は、
単独機の航空事故の死亡者数として
過去最多の大変痛ましい事故です。

事故の起きた日付は
1985年8月12日。

事故の経緯としては、

事故当日、お盆の帰省ラッシュで
満席となっと当機体は
伊丹空港に向かうため羽田を離陸。

離陸後の20分頃、爆発音とともに
機体は操縦不能に陥る。

機体の高度を保ちながら
飛行を続けるもむなしく…

機体は爆発音の30分後に
群馬県と長野県の県境
「御巣鷹山の尾根」に墜落した。


なぜ、強く印象に根付いているのか。

この事故は、今の若い方は
知らない人が多いと思います。

じつは、わたしは上記の事故を
成人するまでは知りませんでした。

社会人となって
航空機に関わる仕事に勤めてから
事故について学びました。

「二度と同じ事故を
 起こしてはいけない」

日航墜落事故をとおして、
わたしの仕事の教訓となっています。

また、
「ひこうき雲」の歌詞にある
人のはかなさも相まって、
「人の運命は、どこで
 どう転ぶか分からない」

と心に強烈に刻まれています。



* * * * *


ひとりの人間が一生をまっとうするとき、
さまざまな思いを巡らせて
日々を生き続けます。

夢や目標を叶えるために…
愛する家族の笑顔のために…

ときには
足を止めて休むときもあれば、
また一歩ずつ歩き出して、
進むべき道へ向かっていくものです。

ただ、すべての人が
「自分の望む人生を全うできるか」
といえば、そうではありません。

夢半ばで断念するときもあれば、
再起不能に陥ることも
可能性としてゼロではありません。

どういった結果になるかは、
最後に神頼みなのです。

だからといって
「何もしない」では
そもそも何も起きません。

いま、できることから始める。

そして、継続し
試行錯誤して結果を出す。

どんなに天才と呼ばれた人たちでも
努力の道は存在します。

あなたの中の熱いモノに火を灯すのは、
あなた次第です。



最後の瞬間に「これで良かった」と
笑顔でまぶたを閉じるその日まで…

わたしは、わたしの想う生き様を
つむいで行こうと思います。


そらに あこがれて
 そらを かけていく


空を見上げて
「ひこうき雲」を追いかけながら…

では、また。
失礼します。

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