もえぞー先生のプランター栽培講座!有機栽培の方法も紹介します♪
家庭菜園をしてみたいけど、初心者は何から始めればいいか迷いますよね。
実は私もえぞー、家庭菜園歴8年。
普段は畑で野菜を育てていますが、今回は初心者にも挑戦しやすい「プランター栽培」についてご紹介します!
畑と比べて管理がしやすいので、初心者でも簡単に育てられますよ。
また、有機栽培で育てる方法もお伝えします。
プランター家庭菜園に必要な道具はこれ!
家庭菜園初心者がプランター栽培を始めるには、次の道具を揃えましょう。
プランター、鉢底ネット
培養土
軍手
スコップ
プランターはいろいろな種類がありますが、土容量が30~40Lくらいの大きなものを用意するのがおすすめ。
サイズが小さいと根の伸びる広さが十分ではなく、野菜が大きく育たないことがあります。
また、プランターが小さいほど土が乾きやすいので、こまめな水やりが必要です。
大きなプランターを置くのが難しい人は、小さいプランターでも栽培可能なラディッシュやしそなどの根の張りが浅い野菜を選びましょう。
培養土は、ホームセンターなどで購入できます。
また、アイチョイスで取り扱っている日用品カタログ「キャロット」でも培養土を取り扱っている(※)ので、ぜひチェックしてみてくださいね。
有機野菜を育てたい方は「有機栽培用」と記載がある土を選びましょう。
化学肥料が入っておらず、有機質肥料がバランスよく配合されています。
軍手は手が汚れるのを防ぐだけでなく、怪我を防止する効果も。
スコップは土をプランターに入れるときや、野菜を植えるときに使用します。
※タイミングにより取り扱いがない場合があります。
初心者がプランター家庭菜園で気を付けるべきこと
栽培しやすい野菜を選ぼう
野菜によって家庭菜園で育てる難易度が違うので、まずは栽培しやすい野菜から始めましょう。
栽培しやすい野菜の特徴は、1本の株から何個も収穫できるもの。
ピーマン、ミニトマト、きゅうりなどの夏野菜は収穫量が多く、虫の被害が出ても、虫がついた実だけを処分すればいいので、一つも収穫できないなんてことにはなりません。
その他には暑さに強いオクラもおすすめ。
また、季節を問わず栽培できる野菜もおすすめです。
ラディッシュや小松菜、ほうれん草は真冬以外は栽培が可能なので、いつでも栽培しやすいという特徴があります。
栽培しにくい野菜は、とうもろこしや白菜、キャベツなどの虫の被害に遭いやすい野菜。
防虫ネットで対策するなど手間がかかります。
また、なすは栽培中の管理が難しく、剪定の仕方を間違えるとあまり収穫できずに終わってしまうことも。
徐々に難易度の高い野菜に挑戦することがプランター栽培成功の秘訣です。
コンパニオンプランツで病害虫を防ぐ
コンパニオンプランツとは、異なる種類の野菜や花を近くに植えることで、病害虫の被害を抑えられたり、お互いの成長を助けたりする組み合わせのこと。
化学農薬を使わない有機栽培でも活用しやすい方法です。
次のような組み合わせがあります。
トマト×バジル
なす×マリーゴールド
きゅうり×ねぎ
キャベツ×レタス
たとえば、トマトとバジル。
香りの強いバジルはトマトにつきやすいアブラムシやコナジラミなどの害虫を遠ざける効果があります。
さらに、トマトは水が少ない環境で栽培すると甘みが増す一方、バジルは水を好むので、一緒に植えることで土中の水分がうまく調節されるのです。
プランター内に一緒に植えるだけで効果を発揮できるので、初心者でも簡単に取り組めますよ。
プランターは水が乾きやすいので注意
プランターで家庭菜園をするときに注意することは水やりの頻度。
プランターでの栽培は、畑よりも土が乾きやすいので、雨天以外は水やりが必須です。
プランターを置く場所によりますが、基本は1日1回午前中に水やりを行います。
翌日、土の表面が乾いていれば水をあげましょう。
乾いていなければ、水やりは必要ありません。
水のやりすぎは、根が腐る原因にもなるので、土を見ながら頻度を調整してくださいね。
野菜によって必要な肥料をあげよう
窒素(N)・リン酸(P)・カリウム(K)は肥料の3大要素と呼ばれ、植物の成長に必要な栄養素だといわれています。
植物が最も必要とする窒素(N)は植物のタンパク質や葉緑素を作り、葉や茎を大きくするのに必要な栄養素です。
花や実の付きをよくするのがリン酸(P)。
実肥と呼ばれ、実を収穫する夏野菜では欠かせません。
根肥と呼ばれるカリウム(K)は根の張りをよくし、病害虫や厳しい環境に強い株を作る効果があります。
これらの他に微量要素(※)と呼ばれる成分もありますが、葉野菜類は窒素、実を食べる果菜類はリン酸、根菜類はカリウムを重点的に与えましょう。
プランター栽培は、肥料が流出しやすいので、定期的に追肥することが順調な生育へのカギとなります。
有機栽培で育てる場合は、動植物由来の有機質肥料を選びましょう。
有機質肥料は、土中の微生物が分解することで植物が吸収できる形となるため、化学肥料と比較すると効き目が遅いです。
計画的な散布を心掛けてください。
※微量要素・・・鉄(Fe)、マンガン(Mn)、ホウ素(B)など7種類の要素で、必要量は少ないが植物の生育に不可欠なもの。
家庭菜園で育てる野菜の植え付けスケジュール
家庭菜園で育てられる栽培カレンダーがこちら。
購入する品種や栽培する地域により前後しますが、野菜には種まきや定植(苗の植え付け)に適した時期があります。
早すぎたり遅すぎたりすると、発芽しなかったり順調に生長しなかったりするので、こちらのスケジュールを参考にして、適期に栽培をスタートさせてください。
初心者でもプランターで有機家庭菜園に挑戦しよう!
家庭菜園はプランターを置くスペースがあれば、初心者でもチャレンジできるのが魅力のひとつ。
マンションやアパートに住んでいる方でも野菜の栽培が簡単にできます。
有機栽培に挑戦したい方は、今回紹介したいくつかのポイントを参考にしてくださいね。
とくに4~6月は家庭菜園でプランター栽培を始めるのに一番適したタイミングです。
初心者でも簡単にできる野菜が多く、栽培しやすい野菜として紹介したピーマン、ミニトマト、きゅうりなどの定植時期でもあります。
ぜひ今年の春からプランター栽培を始めてみませんか。
自分で育てた野菜は特別なおいしさを感じること間違いなしです。
また、次回は家庭菜園初心者でも育てやすい野菜について紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
※有機栽培を販売する場合には「有機JAS認証資格」を得る必要があります。
今回紹介した内容は、販売用ではなくあくまでご自宅で有機栽培を楽しんでいただく方法です。ご注意ください。
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