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ジグソーパズル (vol 192)

これとこれで、よっしゃ~! この部分は完成

少しずつ最終の絵に近づくジグソーパズル。多くの方がやったことがあるはず。

最初は300ピースくらいから挑戦、500ピース、1000ピース、3000ピースと、だんだん難しいもの、大きなフレームに挑戦します。一つひとつの個片は同じくらいの大きさですが、ピース数は増えます。

最初は小さな目標に挑戦。マネジャーが成長に合わせて、次第に大きな目標にも挑戦できることに似ています。

現状や将来予測の情報、組織の環境、一人ひとりのチームメンバー等、ピースのつながりを少しずつ組合せる。ピース同士の組合せに「あれっ?」と違和感を覚えたら考え直す。
5ピースとか10ピースの塊ができたら、でき上がりの絵の中のどこに来るか、塊を置いて全体の絵を想像する。組織の持っている小さなストーリーが自分の全体構想のどこにあるかを鳥瞰して確認することに似ています。

一面の空や森、ぼんやりしている部分は、想像力や第六感、神経を研ぎ澄ませてピース同士の組合せをエイっと見つけます。最初は小さな雲が漂うように散らばった絵が、すこしずつ位置が確定して、完成した絵ができあがります。

ある時突然、バラバラのピースが魔法の様に全体の絵に変わる?
な〜んてことはありません。
小さなストーリーや成功物語の塊を、マネジャーが増やして組合せて、組織の目標達成の絵が形づくられます。

・大きなフレームを最初にイメージして、少しづつ積み上げ
・最終の絵ができ上がったら、「やった~」大きな達成感
・その次は周りの人に「ねえ、見て見て、きれいでしょ」と喜びを分かち合う
これもマネジャーの取り組みに似ています。

一方で、目標を積上げるための個々のピースの大きさは変わりません。
小さな情報を集めて組合せる作業、それ自体に大きな差はないのです。
マネジャーの目標が大きくなっても、瞬間、瞬間で扱っている情報や事象の大きさは似たようなサイズ。其々のストーリーのつながりや、時間軸、影響を与える領域が拡大していく。
そんな風に考えるとピース数の多くなったジグソーパズルと同じです。
大きなジグソーパズルに挑戦する自分は、鳥瞰思慮の範囲が大きくなった、成長の証とも言えますね。

マネジャーの役割は難しいと考えて行き詰まる事もあります。そんな時、好奇心いっぱいだった子供の頃、コツコツと挑戦し続けていた自分を思い出すと、創造的な活動に戻れるように思います。

One of the major roles of a manager is to make progress in achieving goals.
This role is similar to completing a jigsaw puzzle.
First, collect the parts.
It is necessary to collect the facts, the results of analysis, and the parts (information) that make up the final picture.
Sometimes it is also necessary to create parts, such as setting up an original hypothesis and thinking about possible events.
Next, combine and rearrange the individual part to create a short story.
Finally, while keeping the short story consistent, we combine them into a single complete picture that achieves the big goal.
Once the picture is completed, it is also the role of the manager to tell the whole story correctly to others.
マネージャーの大きな役割の1つに、目標達成に前進すること、が挙げられます。
この役割は、ジグソーパズルを完成させることに似ています。
まず、パーツを集めること。目標達成に必要な事実や、分析結果、最終の絵を作る部品(情報)収集が求められます。
時には、独自の仮説を設けて想定される事象を考える、といったパーツを創造することも必要です。
次に、一つひとつのパーツを組合せたり並び替え、短いストーリーを作ります。
最終的に、短いストーリーの整合性をとりながら、更に組合せて大きな目標達成となる1枚の絵に完成させるのです。
絵が完成したら、全体のストーリーを周りの人に正しく伝える事もマネージャーの役割です。

子供の頃、「難しいな~」と思っても、誰かの指示を待つことはなかったはず。両親や周りからの「こうしたら?」にも、「自分で考えるから!」と自分を信じて完成させる努力を大切にしていましたよね。

周囲の声に「そうだね。ありがとう」と感謝できるのも成長です。

マネジャーの役割は大きなプレッシャーかもしれませんが、ジグソーパズルに取組む様に、楽しみながら難題に対峙して、大きな成長に繋げてほしいですね。

最後までお付き合い、ありがとうございます。

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