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スマホ教室大増殖計画

久しぶりに、「スマホ教室の未来」について書いてみようと思います。

ここ最近、有難いことに、「一緒にスマホ教室をやりましょう!」というお声をたくさんいただきます。

現在立ち上げ、開催中で、三ヶ所。
7月からは、4ヶ所になります。

協力してくれている方との世界観もかなり近く、
スマホ教室が社会インフラになるのでは?
とも思えるくらい、希望が持てています。


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これからの地域戦略


地域包括ケアシステム地域連携多職種連携

など、なんとなく良さそうな、地域が繋がってそうな言葉が、毎年のように登場します。

ぶっちゃけて言うと、これらの言葉は全て幻想だと思います。
地域包括ケアシステムとか、〜連携とか、実際にできているものはありますかね?
本気で実現しようとしている人の気がしれません。

感情・理性・想い・・・様々なものが複雑に絡み合っている人間同士が、形の見えない「システム」によって、カチッとまとまるわけがありませんよね。

そういった考え方は、これまでの日本社会が作り上げてきた”得意領域”であるともいえます。
子供は学校に行き、大人はどこか大きな会社の会社社員になり、引退して15年以内にほとんどの人間が生涯を閉じます。

しかし、考え方や生活様式が多様化し、資本主義金融経済によって、格差は広がり、少子高齢化が加速度的に進行しています。

日本という国自体が大きな変化を起こしているのです。

そんな日本において、「地域」に目を向けることは必然の流れです。

例えば、僕の実家がある岡山県の端っこの田舎と、今僕が住んでいる東京都江東区と、僕が結婚式を挙げた会場がある港区白金台。(港区に恨みがあるわけではありません。)

どれも、全く違う特性があります。

しかし、法律・制度上は、大きく「同じ”地域”」として定義されます。

日本にある地域社会は〇〇にしないといけない、〇〇のルールを導入する、など画一的な制度設計は限界がきます。もうすでに限界点を突破している地域も多数存在します。

これからの【地域】は、脱画一になり、それぞれの特色を生かした形になると思います。
そういった時代背景を受けて、どのような変化が必要で、僕らは何をやりたいのかを書きたいと思います。


高齢者×テクノロジー

高齢者が変化やテクノロジーの進化を得意としているかもしれない、ということは以前書いたのですが、
実際に導入や実証実験において、どのような影響や効果があるのかを考えていきたいと思います。

高齢者がスマホを使いこなせると、高齢者自身にとって、どのようなことが起きるのかというと、
・ネットで買い物ができる
・好きな時間に好きな食べ物を持って来てくれる。
・好きな歌手の歌が聴ける
・年に一度しか会わない孫の動画を好きな時間に好きなだけ観られる。
・大した用事はないけど、近況を連絡するのに、SNSで知り合いだけにメッセージを送れる。

これら、書いたものは、現在ほとんどのものが、介護保険制度をはじめとした、時間とお金が関わってくるものです。

介護のマネジメントや調整をする、ケアマネジャーも、そもそも高齢者がスマホを使いこなせると思っていないし、制度や行政の用意した仕組みしか使えないと思い込んでいるので、高齢者自身の生活はかなり狭い範囲でしか支援が出来ていないというのが現状です。

買い物に行くためには、わざわざ自費で何千円何万円ものお金を払ってヘルパーさんを呼びます。
食事は、配食サービスを使うことがほとんどのため、行政が提案したものをケアマネジャーさんがそのまま提案し、あたかも、その選択肢しか無いように見えます。

日常生活での困りごとは、ケアマネジャーさんや地域包括に連絡するのですが、
電話して、担当者が不在だとかけ直さなければいけないし、
ほんのすこしの連絡でも1日がかりだったりします。

一人で歩けなくても、立ち上がれなくても、外に出られなくても、
スマホさえ使えれば、これらの問題のほとんどが時間とお金を大幅に削減させた上で、実現可能になります。

コミュニティに焦点を当ててみると、
各地域で高齢者向けの体操教室や手芸、ダンスなど、集まれる場所を行政の施設を使って開催されています。
しかし、病気や体調不良で参加できない場合、そのコミュニティからの働きかけは、ほとんどありません。
まあ、病気や体調不良は、個人のプライベートなことだから、、、と、エセ個人主義を盾に、社会と切り離す構造になっています。

そのコミュニティへの居心地が悪くなったり、行きたくなくなったのなら、その対応でもいいかもしれません。
でも、大半は、自分の身体や家族の事情などで、行きたくても行けなくなった人が多いんです。

そんな時、メッセージアプリやSNSなど、気軽に繋がれるツールがあれば、コミュニティからの疎外感を感じず、
例え、時間や空間を共にできなくても、所属している、安心できる、といったような効果は得られます。


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明日は、もう少し社会構造寄りの話を書きたいと思います。
テーマは、
高齢者×若者〜分断をさせない〜
みたいなことが書ければと思っています。

テクノロジーによって、高齢者だけでなく、全世代が緩やかにテキトーに繋がり、生きやすい世の中になるよう、活動もnoteも頑張りたいと思います。




おわり






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