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本についてのアレコレ

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本の感想、紹介、読書について、まとめました。
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記事一覧

あたらしい自分。

「あたらしい自分になる本 増補版」 服部みれい・著(ちくま文庫 2016) 何かに導かれるように、手にしました。 女性にとって、大切な「生き方の指針」が書かれていました。 内容は下記の通り。 そして、巻末には 「あたらしい自分になっていくときに起こりうるリスト」 試してみたいことが、いくつかありました。 さらにもっと深く知りたいことも。 もし、何か、気になる項目がある方は、もうあたらしい自分に向かっているのかも。 人によって、この本を読むべき、タイミングがありそう

夜日記を始めました。 モーニングルーティンで、朝活は、ずいぶん定着した感じがあるので、これから夜活を整えたいと考えています。

私は大丈夫と言い聞かせる

こんにちは。 本日は、図書館で、真っ先に向かったのは、自己啓発本の棚でした。 はい、こういう時は、かなり弱っています。 何でも良いから、「大丈夫。大丈夫」という、本を読んで、自分を立て直す方向へと、舵をきります。 でも、これって、どうなんでしょう? ・あなたは、そのままでいいよ。 ・無理しなくていいよ。 ・やりたいことをやればいいよ。 ・自分が心から望むことをやれば、世界はうまくまわるよ。 みたいな本を、延々と読み続けると、ちょっとだけ安心します。 心配しなくて

#読書感想文〜「ひどい目。」TOBI・著

「ひどい目。」TOBI・著(青幻舎・2018) いやぁ、参った。参った。 これは、アーティストのTOBIさんが、ひどい目にあった体験を語られている本なのですが、その酷さが本当に酷い。 過酷です。 過酷すぎて、笑ってしまいます。 全てのお話が、想像の上をいくエピソードで、読みながら、「なんでそんなことに?」という驚きが隠せませんでした。 例えば、いくつかタイトルをご紹介すると、 その1 「武装した銀行強盗の一味と密室に閉じ込められ、二丁拳銃を突きつけられた件」 その2

アマゾンのリスト活用法

こんにちは。 皆さんの「アマゾンの欲しいものリスト」は、どんなものが並んでいますか? 私のリストは、読みたい本が集まっています。 もう「読みたい本リスト」と、名前を変えた方が良いくらいなのですが、なんとなく、初期設定のまま使っています。 実際に、買う買わないとか、読む読まないは、判断せずに、気になった本は、すべてポチッと、このリストに加えてしまいます。 本を読んでいて、参考図書や、おすすめ書籍などが、出てきたら、すかさず検索して、まずはマークしておきます。 そうす

#読書感想文〜読書脳・樺沢紫苑

「読書脳」樺沢紫苑・著(サンマーク出版・2023) 著者は、精神科医で、大変な読書家、同時に驚異的な発信力で、日々コンテンツを量産しています。 この本は、2015年に発売した「読んだら忘れない読書術」を、アップデートしたもので、電子書籍の章が新たに加えられています。 この本で、一貫して語られているのは、せっかく読書をしても、内容を覚えていなければ、もったいない。 読んだあと、行動に変化がなければ、意味がない。 といったことです。 そして、忘れない読書のための、テクニッ

#読書感想文〜「リリアン」

「リリアン」岸政彦・著(新潮社・2021) 著者の岸政彦氏は、社会学者で、大学の先生。 市井の人々の生活を、聞き取り調査する研究をしています。 小説はこれが3作目。 これまでの作品は、いくつかの賞の候補になっていて、アマゾンのおすすめで、よく上がってきました。 読んでみたら、非常に好みだったので、今回も、多分好きだろうなと思いながら、手に取りました。 ちなみに、この作品で、第38回織田作之助賞を受賞されました。 前作同様、文体が気持ち良く、するすると進んでしまうのですが

自己啓発本の沼

こんにちは。 自己啓発本を読んでいると、みんなが同じ競技に参加している気になります。 どの本を読んでも、目標を持って、紙に書き、それに向かって、ひたすら邁進する! そうすれば、あなたは成功するんです! と書かれている。 あとは、そのやり方のバリエーション。 時間の使い方だったり、モチベーションを保つために楽しくやるだったり、モチベーションに頼らずに、習慣にしようだったり。 それはエントリーして、あきらめないで、やり続ければ勝てる競技で、あきらめたら、そこで負け。

ちょこちょこ読書・じっくり読書

こんにちは。 読書の秋ですね。 私は、もっぱらスキマ時間で読書するので、実は、ちょこちょこ読書が多いです。 なので、一日のうち、1時間くらいノートをとりながら、じっくり読書ができたら、その日の満足度は、結構高くなります。 ただ、それは、図書館とかカフェとか、自宅以外ですることが多いです。 自宅だと、何かと気になることがあり、なかなか長時間集中できません。 5分、10分のスキマ読書でも、もちろん、読んでいる最中は、楽しいのですが、実は、それほど記憶に残っていないので

まんが「パレスチナ問題」

図書館で予約していたのですが、順番待ちをしているうちに、Kindleが値下げになったので、購入しました。 まだ、未読ですが、値下げは期間限定みたいで、シェアします。 下記、2商品がセット売りされていました。 これは、非常にわかりにくく、不親切だと思いますが、 「正・続 まんが パレスチナ問題」第2巻は 「まんが パレスチナ問題」(2005)と「続・まんが パレスチナ問題」(2015)を定本として再構成して、電子化したものです。 要するに、550円の方に385円の内容

大人の勉強

「独学の技法」山口 周・著(ダイヤモンド社 2017)より、覚え書き 「独学の方針は、ジャンルではなく、むしろテーマで決める」(p.63) 闇雲な独学で、非効率な時間の分散投資をするよりも、「学びのターゲット」を定めるべし。 哲学、歴史などのジャンルを決めるのではなく、大事なのは、自分が追求したい「テーマ」に方向性を持つこと。 ジャンルを決めて勉強するとは、すでに体系化された知識を学ぶだけであり、そこから、その人ならではの、洞察や示唆が生まれにくい。 そうだったのか

「1万円選書」に関するお知らせ

こんにちは。 本日は、みなさまへ情報シェアです。 さて、北海道の書店がやっている「1万円選書」ですが、いよいよ申し込みが始まります。 「それ何?何?」という方は、以前に書いた、こちらの読書感想文を、先にお読み頂ければ幸いです。 で、その、岩田さんの「1万円選書」ですが、 今年の応募期間は、来週です! 2023年10月2日(月)から10月9日(月) 今までは、年に1回、10月のみだったのですが、今回は、試しに半年にして、次は4月になるみたいです。 なので、今回の応

噛めない本

こんにちは。 3時を過ぎると、もう西日を感じるようになりました。 季節との相関は不明ですが、定期的に、硬い本が読みたくなる時期があります。 単純に、柔らかいパンばかり食べていたら、ちょっと噛みごたえのある、ハードパンを食べたくなるくらいの感覚です。 そういった時、本当は、ゴリッゴリの哲学書なんかを読みたいのです。 うふふ、憧れのヴィトゲンシュタインなんかに、うっかり手を出してみたり、ベルクソンの「時間と自由」なんて、読めたらカッコイイなとか、思うわけです。 でも、

図書館のイメージ

こんにちは。 以前、職場で、帰りに図書館に寄ると言ったとき、 「えっ、図書館の本、汚くない?私、嫌なの」 と言われたことがあります。 うん、確かに、中には汚れているものもあります。 最近は、比較的きれいですが、昭和の時代はシミがついていたり、紙が変色していたりなんて、普通でした。 先の発言は、ちょっと年上の先輩で、おそらく昭和の図書館のイメージです。 だから、それは多分、慣れなのかな。 私は、子供の頃から、図書館の本に触れていて、本はみんなで貸し借りして読むと