現代語訳『山家集』(638)

【 原文 】
あやにくに著《しる》くも月の宿るかな夜《よ》にまぎれてと思ふ袂《たもと》に (638)

【 現代語訳 】
夜に紛れて泣こうと思っていたのだが、あいにく袂《たもと》にはっきりと月が宿ってしまった。


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