山家集

現代語訳『山家集』(299)

【 原文 】
荻《をぎ》の葉を吹き過ぎて行く風の音に心乱るる秋の夕暮 (299)

【 現代語訳 】
荻《おぎ》の葉を吹き過ぎる風の音に、心が乱れる秋の夕暮れだ。

※Amazonでオリジナル小説『フルカミの里』を発売中です。
 (Kindle Unlimited利用可)

現代語訳『山家集』(871)

【 原文 】
夢さむる鐘の響きにうち添へて十度《とたび》の御名《みな》を唱へつるかな (871)

【 現代語訳 】
夢を覚ます鐘の響きに合わせて、阿弥陀仏の名を十度唱えたことだ。

※Amazonでオリジナル小説『フルカミの里』を発売中です。
 (Kindle Unlimited利用可)

現代語訳『山家集』(451)

【 原文 】
秋の夜をひとりやなきて明かさましともなふ虫の声なかりせば (451)

【 現代語訳 】
秋の夜、一緒に鳴く虫の声がなかったら、一人で泣きながら夜を明かしただろう。

※Amazonでオリジナル小説『ヴィーヴルの眼』を発売中です。
 (Kindle Unlimited利用可)

現代語訳『山家集』(703)

【 原文 】
夏草のしげりのみゆく思ひかな待たるる秋のあはれ知られて (703)

【 現代語訳 】
夏草がひたすら茂ってゆくような思いだ。やがてやって来る秋の寂しさを思い知らされるというのに。

※Amazonでオリジナル小説『フルカミの里』を発売中です。
 (Kindle Unlimited利用可)

現代語訳『山家集』(349)

【 原文 】
月を見て心浮かれしいにしへの秋にもさらにめぐりあひぬる (349)

【 現代語訳 】
月を見て心が浮かれた秋にまた巡り会うことができた。

※Amazonでオリジナル小説『ヴィーヴルの眼』を発売中です。
 (Kindle Unlimited利用可)

現代語訳『山家集』(269)

【 原文 】
乱れ咲く野辺《のべ》の萩原分け暮れて露にも袖を染めてけるかな (269)

【 現代語訳 】
野で乱れ咲く萩をかき分けているうちに日が暮れ、萩だけでなく露にも袖を染められてしまった。

※Amazonでオリジナル小説『フルカミの里』を発売中です。
 (Kindle Unlimited利用可)

現代語訳『山家集』(1027)

【 原文 】
移りゆく色をば知らず言の葉の名さへ徒《あだ》なる露草の花 (1027)

【 現代語訳 】
染めてもすぐに色あせてしまうだけでなく、名前まで儚い露草の花だ。

※Amazonでオリジナル小説『ヴィーヴルの眼』を発売中です。
 (Kindle Unlimited利用可)

現代語訳『山家集』(1099)

【 原文 】
草枕旅なる袖に置く露を都の人や夢に見るらん (1099)

【 現代語訳 】
旅の途中、袖に溢れる涙の露を、都の人はきっと夢に見ていることであろう。

#古典, #古語, #現代語訳, #和歌, #山家集, #西行
※Amazonでオリジナル小説『フルカミの里』を発売中です。
 (Kindle Unlimited利用可)

現代語訳『山家集』(344)

【 原文 】
人も見ぬよしなき山の末までにすむらん月の影をこそ思へ (344)

【 現代語訳 】
誰も気にも留めない、何でもない山の末まで清らかな光を注ぐ月光を思うばかりだ。

※Amazonでオリジナル小説『フルカミの里』を発売中です。
 (Kindle Unlimited利用可)

現代語訳『山家集』(342)

【 原文 】
身にしみてあはれ知らする風よりも月にぞ秋の色はありける (342)

【 現代語訳 】
身に染みるような寂しさを知らせる風よりも、月の趣に秋の色を感じる。

※Amazonでオリジナル小説『フルカミの里』を発売中です。
 (Kindle Unlimited利用可)