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[OldCityBoy的「アート」鑑賞] 胸いっぱいの"井戸茶碗"を、そしてうちにある井戸たちなうつわたち

井戸茶碗がいっぱい展示されていそうだったので、根津美術館の"魅惑の朝鮮陶磁・謎解き奥高麗茶碗"展に行ってきました。

お目当ての茶碗たち

正確に言うと井戸茶碗を模した奥高麗茶碗(唐津)ですが、あるわ・あるわで、"四方を井戸(っぽい)茶碗で囲まれる"という夢にまでみた体験が実現したため、そして今回は見たことがなかった"皮鯨手"なるものの展示もあり、脳汁があふれ出し、展示室をぐるぐる・ぐるぐる回りながら、至福の時間を過ごせました!(茶器を鑑賞するときは、展示物の前でしゃがんで正面から食い入るように鑑賞するため、茶碗毎に立つ・しゃがむの動作を繰り返し、翌日膝にきます…)

ちなみに、茶碗はどう鑑賞すればよいの?、とよく聞かれますが、自身は抽象彫刻として鑑賞しています。

抽象彫刻として鑑賞するってどうゆうこと?、
とも聞かれますが、
"自然"なるものをアートの形で表現してください、とリクエスト受けたときに答える対象として捉えると分かりやすいです、茶碗は"土"と"水"と"火"からできてますしね、
と答えます。

さらに、自身はこの茶碗を茶会でどの茶器と組み合わせて客人をもてなそう、な妄想でも楽しんでいます。

が、勿論高価な茶器など買えないので、雰囲気のよいうつわ屋さんや、たまたま立ち寄った骨董屋さんで、気に入ったらものをちょっとずつ購入しています。

で、この記事にて、自身の持っているうつわを、購入したお店も含めて紹介をさせてください~。

■BIZEN GALLERY AOYAMA、で購入

井戸

井戸茶碗です!、と言いたいところですが、茶碗は高くて購入できないので、ぐい飲みです。ただし、姿かたちはまさしく井戸なので、よく手に取って鑑賞しています。

■ギャラリー侘、で購入

これも、ぐい飲み、です。萩は、染みや貫入ができやすく、変化がすぐ出るので、使っているのが楽しくなります~。

■GALERIE AZUR、で購入

唐津

これも、ぐい飲み、です。唐津にはずっと憧れてて、骨董だとものすごい金額になるのですが、運よくいい感じのものを購入できました。

■東青山、で購入

ところどころに金継あり

これは茶碗です(しかも3000円ぐらい)! 釉薬の垂れの表情がよかったので購入しました。気に入って使っていたのですが、洗っている最中に落としてしまい欠けてしまいました。が、金継で直してもらったところ、雰囲気がグッと良くなり、さらにお気に入りになりました!

ちなみに、"BIZEN GALLERY AOYAMA"と"東青山"は根津美術館のすぐそばにあるので、久しぶりに覗いてみよう~、と思ったら、
・BIZEN GALLERY AOYAMA→京都(?)に移転
・東青山→閉店
で、茶道の一期一会のように、なんともうつろいやすい世の中です…(ちなみにGALERIE AZURはかなり前に閉店してます…)

うちにある井戸なうつわたち

最後に、下は実家のお土産屋さん(昭和ぐらいの骨董も売っている)で購入した萩焼の茶碗ですが、洗ってる最中に落として、大胆にやってしまいました…

やってしまった萩焼茶碗

ということで、現在金継修理お願い中ですが、割れたら割れたでそれは味わい深いものになるので、修理後の姿をとても楽しみにしています。


話を美術展に戻して、この展覧会では"ひな人形と百椿図"の展示も行っています。

この展覧会は陶磁・茶碗だけではない

で、百椿図がなんともお洒落でとてもよかったのですが、気付いたら一緒に行った妻が図録を購入していました。

椿の贅沢に使ったオシャレな百椿図

椿をなんとも贅沢に使った絵がたくさんあるのですが、この時期、ご近所にある椿を見るのが楽しくなる展覧会でもありますので、お時間がある方は是非行かれてみてください~。



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