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「戦略」って何か説明できますか?

理念・ビジョン・戦略・戦術

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ビジネスでは、「何をするのか」を決めるのにまず理念があって、そこからビジョンを掲げ、戦略を立て、戦術を決定するという流れが理想的だと言われています。
そしてこれは、会社に限らず、あらゆる組織、団体、そして個人にも通ずるものであります。

理念・ビジョン・戦略・戦術。

これらは、「目的・目標・方法・手段」と言い換えることができると思います。
あるいは、「WHY・WHERE・HOW・WHAT」とした方が分かりやすいかもしれません。

つまり、

理念:  なぜやるのか(WHY
ビジョン:どこへ向かってやるのか(WHERE
戦略:  どうやってやるのか(HOW
戦術:  何をやるのか(WHAT

ということです。


「戦略」って具体的に何?

さて、何かしらのビジネスに携わっている方であれば、日常的に「戦略」という言葉を耳にしたり、あるいは口にしたりしていることでしょう。
しかし、そもそも「戦略」とは何なのか、言葉で明確に人に説明できる人は、案外それほど多くはないのではないでしょうか。

様々な解釈があるかとは思いますが、上でも述べた通り、
「戦略」とは「ビジョン」という目標を、どのようにして達成するかというHOWであります。
つまり、目標達成までの道のりであり、あらすじ、すなわちストーリーのことであります。

「戦略を立てる」ということは、「目標達成までのストーリーを描く」ことと同義です。

漠然としていますね。
もう少し、具体的にしていきましょう。

「目標達成までのストーリーを描く」とき最も重要なのが、「持っている資源をどう分配するかを決める」ことにほかなりません。
このプロセスが伴っていないストーリーは、実現可能性に乏しい、ただの絵空事に過ぎないからです。

ここでいう「資源」とは、いわゆる4つの経営資源「ヒト・モノ・カネ・情報」に、「時間」を加えた5つを指します。

これらのリソースは、どれも有限なものです。
だからこそ、描いたストーリーを実現するためには、どこに注力すべきかを決め、それに合わせて必要なリソースをどう分配するのかを考える必要があるのです。


「戦略」とは「何をしないか」を決めること

目的達成のために考えられる手段は、おそらく無限にあります。
しかしながら、持っている資源は有限です。

だからこそ、「どこに注力するか」を決めることは、すなわち、「どこに注力しないか」を決めることでもあります。

「戦略」が無い組織・個人であっても、何かしらの目標は持っているものです。
そういう場合には、あれをやろう、これもやろう、それもやった方がいい、これもいいかもしれない、とアイディアばかりがたくさん出てきて、
結局どれも中途半端になってしまいがちです。

「戦略的」でないチームは、「やらないこと」が明確的でないチームです。
もしかすると、それを決められないのは、「理念」が明確でないからかもしれません。

理念に反するからやらない。

そういう決め方でいいのです。それなら判断に迷いません。
そういう判断の基準になりうる軸が、「理念」であるべきだと思います。


まとめ

「戦略」とは、どうやってビジョンを達成するか、そのストーリーを描くということです。
それはつまり、「有限なる資源をどう分配するか」を決めることであり、
同時に、「やらないこと」を決めることでもあります。
思いつかなかったからやらないのではなく、できないからやらないのでもなく、「できるけどやらない」のです。

それを決めるための判断の拠り所となる「理念」は、そこにあるでしょうか?
あなたの組織は、あなたの人生は、「戦略的」でしょうか?

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