見出し画像

山形の展覧会案内に掲載されている芭蕉の句

現在、山形市の山寺芭蕉記念館では企画展「収蔵名品展」が開催されています(2月5日まで、水曜休館)。
記念館の企画展案内ページに画像として掲載されている芭蕉の句をご紹介します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
〈はるもややけしきととのふ月と梅〉はるもややけしきととのうつきとうめ
(月と梅が同時に楽しめる。ようやく春の情景も整ったのだ)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この句は元禄6年(1693)の作です。記念館の画像を見ると、弟子の許六(きょりく・絵においては芭蕉の師匠でした)が月と梅の絵を描き、そこに芭蕉がこの句を記しているようです。

現在この芭蕉の真筆が展示されているかについては確認しておりませんので、お出掛けになる場合は事前に記念館にお問い合わせください。

(句の表記は山寺芭蕉記念館が公開している画像をもとにしていますが、踊り字はかなに改めています)

この記事が参加している募集

古典がすき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?