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#3 認知行動療法で「なりたい自分」になる*高井祐子

・ちょっとしたことで落ち込んでしまう
・人の顔色を伺ってしまう
・不安や緊張で思うように行動できない
など、、

「こういった自分を変えたい!」と思っている人に、"認知行動療法"を取り入れることをお勧めしている。



【認知行動療法とは?】
認知に働きかけて気持ちを楽にする精神療法(心理療法)の一種。
認知は、ものの受け取り方や考え方という意味。
ストレスと感じると私たちは悲観的に考えがちになって、問題を解決できないこころの状態に追い込んでいくが、認知行動療法では、そうした考え方のバランスを取ってストレスに上手に対応できるこころの状態を作っていく。

認知行動療法センター


つまりは、
「行動や考え方を変えることで、抑うつや不安といった症状の改善を図る」こと。



「なりたい自分になる」ことが認知行動療法の目的であり、
その目的達成のための、
・感情の整理の仕方や受け取り方
・対処法
が説明されている。

本書は、"書き込み式"になっているので自身の経験を実際に書き込みながら読み進めることができる。





第一章【基礎知識を学ぶ】
「認知」=「考え方のクセ」にはどういった種類があるのか、
カラダとココロの関係など、
心理学の観点から基礎知識を学べる。

第二章【認知行動療法を実際に行う】
《パニック症》や《強迫症》といった、症例別にアプローチ法が紹介されている。

第三章【認知行動療法の効果を高める方法】
さらに効果を高める方法が紹介されている。




著者の高井裕子さんが診てきた症例を元に、
自分自身の経験も書き込みながら認知行動療法に取り組める。

本書を読み終えて感じたことは、
"私が対人恐怖症(社交不安症)を克服する時に出会いたかった一冊である"
ということ。
そのくらい克服する上での大切な項目が多く書かれている。

この本を元に繰り返し認知行動療法を行うことで、現状はきっと好転する。



そして最後に書かれていた、
「あなたを変えることができるのは、あなた自身です」
という言葉が印象的だった。

私は「本当にそれ!!!」と思わずつっこんでしまった。
悩みを抱えている時って行動を起こすことが難しい(悩みに囚われて体が動かない・気力が湧かない)けど、ほんの小さな行動でも起こさないと現状は変わらない。

誰に頼ろうがアドバイスをもらおうが、結局は自分は自分でしか変えることは出来ない。

行動を起こすことができたら、もう50%くらいは問題解決したと思ってもいいのではないかと思う。



悩みは、
頭の中で解決しようとするのではなく、"書く"という作業が大切。
認知行動療法といった効果的な行動療法を日常生活で取り組むことをおすすめしたい。



生きることがつらい人、生きづらさを抱える人へ。
生きづらさから解放される方法を紹介しています☺︎
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