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《自己受容×自己成長意欲》、《他者貢献×承認欲求》、《仲間意識×負けず嫌い》どう両立する?

約4年ぶりくらいに手にとった『嫌われる勇気』📚(岸見一郎/古賀史健)
いやあ、さすが名著••••••今の自分にも相変わらず刺さりまくりでした。
同じ本でもその時々で感じ方が変わるから読書は楽しい。


この本を読み直したきっかけ

世界一周に向けて、SNSや対面で自分のことを発信する機会が少しずつ増えてきています。
それにあたって、承認欲求に縛られすぎずにいたいなあ、コミュニケーションの心構えを見直したいなあと思い、再び引っ張り出してきた次第です。

響いたこと

思わず首を縦にブンブン振ってしまいそうなくらい(いや、もう振ってたかも)、共感ポイントだらけでした。

✔︎大切なのは、わたしになにが与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである。

✔︎原因論から目的論へ。
〜のせいでこうなった→〜するために、わたしがこう選択した。

✔︎対人関係において、"競争"があると他者全般を"敵"とみなしてしまい、不幸から逃れられない。他者の幸福を"わたしの負け"であるかのように感じてしまうことにもつながる。
"人はわたしの仲間なんだ"と考える。

✔︎他者の課題と自分の課題を冷静に線引きする。
自分が行う言動は自分の課題だが、それに対して他者がどう感じるのか?どういう言動をとるのか?は他者の課題なので、介入しない。

✔︎他者の目を気にして承認欲求にとらわれている生き方こそ、"わたし"にしか関心を持たない自己中心的なライフスタイル。

✔︎"横の関係"を意識する。人は同じでないけれど、対等である。
ほめる/評価するは上下関係を生んでしまうので、感謝と尊敬を大事にする。

✔︎対人関係のゴールは、自己への執着から他者への関心に切り替え、共同体感覚を持つこと。

✔︎共同体感覚を持つために必要なのは、自己受容→他者信頼→他者貢献。
自己受容:ありのままの自分を受け入れ、変えられるものと変えられないものを見極める。(≠自己肯定)
他者信頼:条件をつけないで信じる。(条件付きは"信用")
他者貢献:他者を敵ではなく仲間とみなし、他者がわたしになにをしてくれるか?ではなく、わたしが他者になにができるか?を考える。

✔︎どうでもいいはずのごく一部に焦点を当て、そこから世界全体を評価しようとしない。"すべて"、"いつも"、"みんな"という言葉に気をつける。

✔︎幸福とは、貢献である。
貢献が役に立っているかどうかは他者の課題。
承認欲求を通じて得られた貢献感には自由がない。自分が実感できるか?が大事。

✔︎普通であることは、無能であることではない。自らの優越性を誇示する必要はない。
安直な優越性の追求:良いor悪い状態で注目を集めて、"特別"になろうとする。

✔︎人生は線ではなく、点=連続する刹那である。

✔︎"いま、ここ"に強烈なスポットライトを当てて、"いま、ここ"を真剣に生きる。
過去や未来を見て人生全体にぼんやり光を当てて何かが見えたつもりにならないように。

✔︎人生の意味は、自分自身が与えるもの。

✔︎困難に見舞われたときこそ、"これからなにができるのか?"を考えてみる。

✔︎幸福に向かう道に迷ったときに導きの星となるのは、"他者に貢献するのだ"という気持ち。

取り入れたい考え

全部取り入れたいくらいなのですが笑、まずは特にこの3つを意識してみようかと。

1)"横の関係"を意識すること。ほめる・評価するをやめ、感謝を大事に。

2)他者の目線や評価が気になったとき、立ち止まって"課題はどこにあるか?"確認する。

3)"自分がなにを与えられるか?"考え、毎日1つ以上だれかのために〜した!と自分が実感できることをする。

感想

そもそもSNSを中心とした"発信"がここまで仕事として広がった背景には、少なからず"承認欲求"の存在もあると思っています。

発信によって貢献を持てるのは良いことですが、他者の評価を気にしないマインドも持ち合わせていないと、他者の人生を生きたり、他者の課題に振り回されて心が傷ついたりしてしまいますよね。

自分が"いま、ここ"を楽しむこと、自分なりに"だれかを笑顔にしたい"という気持ちを持ち続けること(実際の結果にとらわれすぎずに)をとにかく大事にしていくしかないのかなあ。

アドラー心理学、とても大切且つ自分の理想だとは分かりつつ、実践が難しい••••••習得するには、これまで生きてきた年数の約半分かかると言われているそうです。(となると私は40歳くらい?)

ありのままの自分を受け入れながらも、成長意欲を持ち、チャレンジしていくこと。他者のために与えながらもその評価は気にしないこと。努力の原動力にもなる負けず嫌い精神が過度な競争意識に向かないように、"仲間"として人と向き合えるようになること。

どれも一足飛びにはいかなそうですが、自分の言動が気になった時に客観的になることを積み重ねて模索していこうかなあと改めて思いました✍️

ほんと、定期的に読み返したいし、子育てするときがきたら、パートナーと一緒に議論したいテーマだなあ⛅️

moe🌞





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