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広く浅く

ホームステイだっけ?ステイホームだっけ?が始まった頃から、着実に太り始めた私は、どうにかして痩せたいと思い出すのだけど、いかんせん運動が大の苦手で。体育の成績は「1」以外を取ったことが無い。せめて「2」だったらなぁ、人生変わってたかなぁ(何一つ変わらないであろう世界が見える)。

というわけで(どういうわけで?)、エアロバイクを迎えたのだけど、最近はまったく活用されていない。こうなることは分かってた。買ってすぐの頃は乗るんだけど、だんだん人って飽きるし、そもそも運動嫌いな人間が運動を習慣にできるなんて、どれほどの覚悟がいるのかってことも、もうそこそこいい年なんで知ってました。でも買ってしまったんです、エアロバイク。

私は過去にも何度か同じような失敗をしていて、ダイエット器具をあれやこれやと購入しては使わなくなり、不燃ごみ行きにしてしまったものが山のようにある。はず。もうどれだけ買ったかなんて、覚えていられないほど買ったことだけは記憶にあるような、ないような。

今回もエアロバイクを購入する前に、いやってほど悩んだつもりだった。買っても使わなくなる未来が見えているなら、購入することはやめよう。ネットで何でもすぐに買えるからって、その購入ボタンをポチっとするのはやめとこって、何度も自分に言い聞かせた。はずだった。

なんせ私の耳は節穴だろうと思われるほど、話を聞かない。これ!と思いこんだら試練の道を行こうとする。男のど根性なんて私には要らないっていうのに。

せめてもの救いは購入してから4ヵ月は毎日活用していたということぐらい。三日坊主ではないけれど、何年も継続できるほどの根性は持ち合わせていない。やっぱり必要かもしれん、ど根性。なんか頭の中で、シャツにくっついてるカエルが思い浮かぶね、そしてあのカエル欲しい(実際にシャツにカエルがくっついたら叫び狂うけどね)。


そんな最近の読書は『帰ってきたヒトラー』

Twitterでこの本の映画の存在を知って、どういう話なんだろうかとネタバレを検索したのだけど、今一つよく分からなかったので小説を購入した。ここで映画を実際にに観てみようという気持ちにならないのは、映像として観てしまうと記憶に残って忘れられないから。もしも怖い話とかだったら、記憶に残ってしまうと夜眠れなくなるし(どんだけ臆病)。

今のところ、怖い話ではなくてホッとしている。どちらかと言えばコメディっぽくはあるけれど、しかしヒトラーだしなぁ、下巻でどう変化するのか分からないので、おそるおそる読み進めている。おかけであんまり進まない。

私はそもそもヒトラーがどういう人なのか、よく分かっていないので、以前『わが闘争』のマンガも読んでみたけれど、ヒトラーのことはやっぱりよく分からないままだ。

自分のことだってよく分からないのだから、自分以外の人が何を考え、何をしたかったのかなんて、本当の意味で理解できるとは思えない。だから一冊の本を読んでよく分からなかったら、もっと深堀しようとするか、諦めるかどちらかだと思っている。私はたいてい「諦める」を選択しているので、深く何かを知るということはない。それでも人生は楽しい。広く浅くでも楽しければいいのだ。

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