名探偵登場！

ザ・名探偵が鮮やかに解決する系の殺人ミステリ。
まあこれも。
深くは書けないんだけど。

↓　ネタバレ注意です。未読の方は見ない方がいいかも。

基本は伝統的な殺人ミステリですが。
主人公はワトソン役です。
行きがかり上の都合で助手になってしまった役回り。
読者目線への配慮ですね。
探偵役と主人公助手がセットで殺人事件に挑んでいくというテンプレ。
このテンプレはあまりにも使い古されているので、
すぐになじめます。

すっごい古典的な話のようですが。

叙述トリックです。
そして読者への挑戦状が堂々と書かれています。
フェアプレイ系ミステリということです。
条件はすべて開示されていますので本当に勘が良い人なら分かるかも。

ここで名探偵が登場しますよ。
開示されています。
実際にその章で名探偵が登場してくるから嘘ではないですね。
すごい個性的な名探偵ダゾ！

名探偵の解説が始まる前にもチェックポイントが置かれます。
もうそんくらいね。
読者への情報開示とフェアプレイ精神にあふれている。
そして、

完全にしてやられた！

ネタバレの後は何度も前のページを読み返す我らがアルマジロたち。
うん、確かにちゃんと出てる・・・
チキショウ！　気がつかなかった！

＊＊＊

この世界はおそらく使い捨てなのかもしれませんが、
この定番的な設定で、ここまでフェイントを食らわせてくる本作は、
疑いなくミステリ名作でしょう。

後半、世界を視る目が変わります。
今まで観てきたものはいったいなんだったんだ？　くらい。

あんまり詳しく書けないのでこんなグダグダな紹介に・・・・すまんちき。

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