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【イギリスの夏】PYOピック・ユア・オウンへ行こう!&グーズベリーの話

農場のフルーツ摘みは、初夏の楽しみの一つ。
イギリスでは7月ぐらいになるとイチゴが実り始める。日本のいちご狩りと違うのは、イチゴが藁をひいた地面に直接育てられていること。


農場のPYOへ行く。

広大な農場の一角に、PYO用の野菜と果物が育てられている。
ほしい分だけ摘んで、最後にお店で重量を量り支払い。
どこに何があるのか矢印で書いてある。

子供たちを連れてくる家族連れも多い。食育にもなる。ティールームで働いていた頃、オーナーかがお店に出すいちごを摘みに行ってました。こちらの人は、いちごにクリームをかけて食べるのが好き。

とにかく摘みまくる。味見しながらの人も。。
摘むときに持っていく入れ物がかわいい。

ファームショップで買い物をする

ファームショップには、そこで採れた野菜や果物のほかに、地元のメーカーがつくるお菓子やジャム、アイスクリーム、乳製品なども置いてある。スーパーマーケットに比べるとかなり割高ですが、田舎に暮らし、食にこだわる人たちはこういうお店に来て日常品もそろえているようです。

冷蔵コーナーには、バターやクリーム、チーズなど。
ファームショップで旬のグーズベリー。
パブロア用のメレンゲもある!

焼いたメレンゲが売っているので、パブロアやイートンメスが手軽に作れます。スーパーマーケットの棚にも置いてあるくらい一般的なお菓子の食材です。

イートンメスは、クリーム&メレンゲ&イチゴの組み合わせ(2012年)
ルバーブも

Noteの記事:↑ ルバーブのフールのレシピも紹介しています。

摘みたてのアスパラガスはやっぱり特別な食材。

季節の果物で作るデザート グーズベリーのフール

さわやかな酸味と濃厚なクリームがよく合うデザート。

初夏には旬のグーズベリーを使ったデザートをよく作ります。グーズベリーというのは、酸味が強く生食には向いていないのですが、砂糖と加熱してからクリームと合わせていただくとその酸味がひきたちおいしいです。

PYOで摘んできたグーズベリー。枝にとげがあるので摘むときには手袋をするといいです。
旬の時期にはスーパーマーケットの棚にも置いてある。
フールは、生クリームを泡立て作るデザート。

こちらの記事でもイギリスの夏デザートを紹介しています!


グーズベリーのケーキ

グーズベリーを焼きこんだケーキ

グーズベリーやルバーブは、その酸味を生かしてケーキに焼きこむとおいしい。四角いローフ型もいいけれど、気分を変えたいときは、少しおめかしした形のケーキ型で焼くときも。このお花の模様がついた型は、焼きっぱなしでもちょっと特別風になるのでお気に入り。

グーズベリーのジェリー

砂糖で柔らかく煮てジェリーにする。香りづけにミントを入れる。

お友達の家庭菜園で大量に摘んできたグーズベリーは、保存食にしました。イギリスでは、カランツやグーズベリー、クラブアップル、ローズヒップなどは、ジェリーにすることが多いです。

着色料なし!透き通ったピンク色になりました。

ジャムやジェリーは、野菜や果物が大量に採れる時期につくる保存食品でした。もともとは、はちみつに果物を浸して保存食にしていたようです。イギリスでは、1561年に医師がスコットランド女王メアリーのために船酔いの薬としてマーマレード(オレンジと砂糖をつぶして混ぜ合わせたもの)を作ったという記録があります。気軽に保存食として作られるようになるのは、砂糖が比較的手軽に手に入るようになるビクトリア朝ぐらいになのではないでしょうか。ちなみにジェリーという言葉は、フランス語「固まったもの」という意味から由来している。*¹

2014年のブログの記事。↓

参照:*¹

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