#512 ニュースの消費
毎日たくさんのニュースが流れ、いつの間にかどうなったのか忘れてしまいがちである
知床半島で起こった観光船沈没事故もあれだけ大騒ぎしていたにもかかわらず、今ではほとんどニュースとして挙げられなくなった
捜索活動でほとんど進展がないため、ニュースとしての価値がなくなったと判断したのであろう
先日行方不明者が1人見つかり、北海道内で小さな記事として挙がったものを見つけた
自分で探しに行かなければわからないほどの小さな記事で、改めてニュースの価値とは何だろうかと考えてしまう
今も行方不明者の家族は、その帰りを待ちわびているに違いない
あれだけ大騒ぎし、きっと迷惑に思っていた家族の人も多いだろう
結局どこに原因があったのかなどの問題の解決まで、報道はほとんどせず、ただ単に捜索活動などのテレビの映像として見応えのあるものだけ撮り収め報道し、あっという間に何事も無かったかのようにまた新しいニュースを流している
今回の問題は社長の独特のキャラクターにより白羽の矢が立っているが社長以外にも根本的に改善しなければならなかったことがたくさんある
きちんと定期的に点検が行われていたのか
寒い冬に救命胴衣だけの装備で問題はなかったのか
行政にも問題があったにもかかわらずその部分は綺麗に切り取られ、社長や会社のみが責任を負うということに違和感を覚えてしまう
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