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☆DXリテラシー(システム開発における『開発用件』 #23)


こんにちは モーリーです。


今回は、システム開発において非常に重要な要素である『開発要件』とその分類についてお話します。システム開発を円滑に進めるためには、適切な開発要件の整理と明確な文書化は欠かせません。また、開発要件のうち『機能要件』と『非機能要件』の違いを理解することも重要です。それでは、ポイントを簡単に解説します。


開発要件とは?

開発要件とは、システムを開発する際に必要な条件や要求事項のことを指します。具体的には、『社外からアクセス可能なこと』や『DDos攻撃への対策が取られていること』といった具体的な要件が含まれます。システム開発は、まず開発要件を整理することから始まります。これを要件定義と呼び、システム構築の方向性や全体設計を決定する重要なステップとなります。

開発要件を正確に整理し、明確に文書化することは、システム開発を成功させるために必要不可欠です。開発要件が不明確な場合、開発の進行が混乱し、作業効率が低下してしまうことがあります。したがって、開発要件の整理と要件定義は、システム開発を成功に導くための重要な要素となります。



開発要件の分類


開発要件は、『機能要件』『非機能要件』の2つに大別されます。

機能要件

機能要件とは、顧客が求めるシステムの具体的な機能に関する要件です。システムの実装によって何が実現できるのか、データおよびシステムの種類・構造、システムが処理できる内容などが該当します。例えば、『商品Aを購入したユーザーを検索する機能』のように、実際にクライアントが必要になる機能は機能要件として分類します。機能要件は、システム開発プロジェクトの根幹を成す部分であり、システムの基本的な機能を明確に定義する必要があります。

具体例
・扱うデータの種類 ・アクセス制御 ・特定業務の自動化 など

非機能要件

非機能要件とは、顧客が機能面以外で求める要件のことを指します。例えば、システムの性能やセキュリティの保守、信頼性、拡張性などが挙げられます。さらに具体的な例で言うと『商品Aを購入したユーザーを検索する機能は、3秒以内に検索が完了すること』のような主目的以外の要望は、非機能要件として分類します。非機能要件は、機能要件と比較して抽象的で定量的に表現しづらい場合が多いため、初期段階で詳細に定義しておくことが重要です。

具体例
・データの処理速度 ・システム運用の負荷 ・ユーザーインターフェースなど



システム開発の満足度は、機能要件だけでなく、非機能要件にも大きく依存します。機能要件はどの開発会社に依頼しても同様のものが実装される可能性が高いですが、非機能要件は会社ごとに異なる納品物をもたらすことがあるため、重要な要素となります。特に非機能要件は、システムの品質やセキュリティに直接影響を及ぼすため、しっかりと配慮する必要があります。



まとめ

システム開発においては、開発要件の整理と明確な文書化が成功の鍵となります。開発要件はシステムを開発する際に必要な条件や要求事項を指し、要件定義によってシステム構築の方向性が決定されます。

機能要件非機能要件は、開発要件の中で重要な分類となります。機能要件は顧客が求めるシステムの具体的な機能に関する要件であり、システムの基本的な機能を定義します。一方、非機能要件は機能面以外で求められる要件であり、システムの品質やセキュリティ、信頼性などに大きく影響を及ぼす重要な要素です。

開発要件を適切に理解し、要件定義を明確にすることで、効率的でより成功に近づくシステム開発に繋がります。そして、非機能要件にも重点を置き、信頼性のある開発会社を選定することが、良質なシステム開発につながることを忘れないでください。


本日は、以上です。

それでは、みなさん良い1日を

また明日

See You


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